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08/15のmhのレビュー・感想・評価

08/15(1955年製作の映画)
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ドイツで大ヒットしたミリタリーコメディ。
お国柄なのかギャグが真面目で面白い。日本でいうフランキー堺とかそういうふざけた感じのひと(性格俳優)もいない感じだった。
お色気もあるし、キスシーンもあった。
WW2に入る前の時系列で、ナチ党にはいったので特典があるみたいなプロットも見受けられる。
演習に使った弾丸が足りないというくだりはそのまま日本の軍隊でも使えそう。日本は撃ち終わった空の薬莢まで数えていた(見つからなかったら、見つかるまで探していた。戦地でそれやったら怒られた)というからね。
片手をあげる仕草はあるけど「ハイルヒトラー」のかけ声はない。このあたりは「撃墜王 アフリカの星(1957)」と同じ処理。
新兵いびりを楽しんでいた性悪な先任軍曹に、主人公がひと泡吹かせてエンドなんだけど、一気にすべてを解決してしまう人物が出てくる。これが世に言うデウス・エクス・マキナというやつか。
ラストのラジオ放送――ポーランド侵攻のニュースでいきなりテンションが変わるというショックな構成が効果的。
三部作の一作目とのことだけど、二作目以降はスルーでいいかなぁと思ってたのに、ラストで俄然、興味が湧いた。
続きも借りてみよう。
mh

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