(2023.2.15 再鑑賞)
グレアム・グリーン「おとなしいアメリカ人」(1955)の映画化作品。インドシナ戦争下のサイゴンでヴェトナム人女性フォングを囲うイギリス人ジャーナリスト、マイケル・ケインは、医療支援に来たと言うアメリカ人、ブレンダン・フレイザーと知り合う。
やがてフレイザーはフォングに惚れ込むが、ケインの反発を受けてしまう。その頃、ヴェトナム北部の虐殺事件を取材していたケインは、その陰に第三勢力とより大きな力の存在を感じ取る。フランス植民地の風景を残したサイゴンで2人の外国人が女性との愛情をめぐって渡りあい、そこに陰謀が絡んでいく。
シリアスなフレイザーの演技を復習したくて再鑑賞したが、ケインにしても渋い芝居で唸らせる。