ながの

日本のいちばん長い日のながののレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)
3.5
玉音放送が流されるまでの紆余曲折を描いた映画。
日本帝国の葬式──これがあって今があるんだなと噛みしめさせられる。

古い日本映画にありがちな台詞聞きづらいってのが無かった点は良し。
ただ、やっぱり古いので、誰が誰か分かりづらい。
登場人物が多いからこそ、かなりその辺がきつい。
個人的には結構致命的な点だった。

宮城事件に関しては、今の価値観で見ちゃうとホントくだらんよなぁ。
戦死者たちの云々と言ってはいるけど、結局軍のメンツばかりだと思わざるを得ないか。
あんなガバガバな作戦しか起こせない連中が戦争継続して何ができるというのだろうか?

硬派の極みみたいなドラマだけど、人死ぬシーンだけド派手に流血するからそのギャップに結構、お、おう……。となる。

でも、現代劇だってこれくらい流血してもいいよなとか思うのであった。

エッチなシーンは無し。

2023年62本目
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