凄い映画を見た。
それぞれどう思うかは別として、今を生きる日本人は見るべきだと強く思う。
初めは会議が多いが、話が進むにつれて激しさを増し加速していき、史実としても映画の世界に引き込まれた。
三船敏郎の切腹シーンは自分の邦画史に残る名シーン。迫力と生々しさに目を背けることが出来なかった。
「馬鹿者!何ゆえ逝くか!!
死ぬのは俺1人
死ぬよりは生き残る方がずっと勇気のいることだぞ」
「生き残った人々が、二度とこのような惨めな日をむかえない様な日本に…なんとしてでもそのような日本に再建して貰いたい。」若い人間に日本再建を託した阿南陸軍大臣の言葉が胸に突き刺さる。
志村喬の「日本という国のお葬式だからな」という台詞が怖くて、リアルな当時の感覚を味わう事が出来た。