金田ネズミ

ラーゲリより愛を込めての金田ネズミのネタバレレビュー・内容・結末

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

日本の戦争映画も安っぽくなったなぁが印象。
浅かった。だいぶ長く感じた。

衣装も建物もセット感、ハリボテ感とリアリティなく、入り込まれへん。
首と耳の包帯とか、ここで音楽!みたいなオーバーな演出も違和感あった。

二ノ宮が生きることについて日記に書いてたのに急に遺書書けてえぐない。
希望抱いて書いてた詩を無理にベクトル死にもってかんでよない、諦めろ受け入れろとかいらんくない。そんな酷いことせんと「生きる」を題材にした詩を家族に渡したええやん。

モジミが子供に頼れる言葉かけた後に、庭出て泣き崩れて嘘つき!で這いつくばるのは衝撃やった。
お互い必死で生きてて、ソ連で耐えてた旦那さんに向けての第一声がそれて。そんな見せ場いらん。
瓦礫の街から一生懸命働いてGDP世界2位まで復興させた俺らの先祖ら、未亡人も孤児もわんさかおった時代よ、
そんな子供の前でやわな姿見せて泣き喚くほどあの時代の母親は弱くないと思う。
今時すぎる。ところどころ時代背景しっくりこん。

日本兵の上官くそすぎたり、日本兵が捕虜殺したり、侵略者とか償えとかいう言葉を多用したり、矯正労働と略してたり、
日本の戦争映画てだいぶシビアな題材やと思うけど、日本が酷い目あってるのは自業自得、みんなで耐えよう受け入れよう的なプロパガンダ感じた。自然と日本が悪者刷り込まれとる。日本にリスペクトを感じひんかったなぁ。海外の人この映画見たらびっくりすると思う、これ日本人が作った映画?て