「未成年搾取!」だとか
「キモい愛の形!」というのも分かる。
分かるけど、映画作品の本質として感じたのは
美しいものを観た
そんな気がする。
そんな作品。
船上に限られるシーン
(セリフが無く)表情と行動に向く意識
終始穏やかな(無印良品でかかってそうな)BGM
きちんと作中の人物の心情を捉えることができる材料、情景が揃ってるからこそ
とても分かりやすく
ただただシンプルに作品の美しさに集中が出来る。
世間・流行から隔離される海上で
耳に掛けるイヤホンの文明ギャップの美しさたるや
どこで覚えるのか本能なのか
恋なるトキメキと、その感情、行動
海上で世間とかけ離れようが
些細なキッカケで迎える年相応の反抗期
穏やかな波中で繰り広げられる
爺の嫉妬と焦燥
弓とビンタが唯一のコミュニケーション爺
メンにヘラる情緒不安定爺
結婚記念(予定)日に♡つけちゃう可愛爺。
不思議で美しい、この作品の独特の雰囲気を引き立てたのは
紛れもなく 一般人男性な恋敵青年くん(名前分からん)のおかげですね。
このストーリーにおいて
“当たり前” の表情と感情をありがとう