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「弓」に投稿された感想・評価

844

844の感想・評価

3.6
永遠と沖合にとどまってる船を釣り船として金稼いでるジジイと娘。
どっちも喋らず行く。
船に来る男どもはほぼセクハラしてくる。そいつらを毎回弓で退治してく。
娘と結婚する日にち決めてる。
最後まではメチャクチャ良かった。
全盛期の北野映画みたいだったのに最後で台無し。
すみ

すみの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

わりと好き。
ヒロインがひたすらに良い。こういう人のことを魔性って言うんじゃないでしょうか、、
化粧っ気もなく、口もきかないのになんでこんなに色っぽいんじゃ、、
映像全体もフィルムカメラで撮ったみたいなレトロな色合いで素敵だった〜
あとあとキャッチコピーがすごい好き。「老人は少女に永遠の夢を見た」って綺麗でぴったりな言葉だな〜
そうなんだよおじいさんは女の子を結婚相手にすることこそ望んでたけれど性的対象として見ていたかと言うとそうじゃないと思うんだ。綺麗で、口もきけない女の子のこと、自分だけの宝物みたいに大切にしてたんだと思うの。
だから女の子が自分のものじゃなくなっちゃうのがどうしようもなく悲しくて仕方なかったんだろうなあ〜
わたしは結婚式のあとに海に飛び込んだシーンはすごく好きで、言葉もなかったから推測しかないんだけれど、自分は女の子に夢を見せてもらったんだから今度は自分が女の子を自由にしてあげようって思ったんじゃないかなって思うんだ。能天気すぎる解釈かもしれないけど。
女の子は女の子で、船の外の世界のことなんて知らないから、おじいさんが死んじゃうくらいなら自由なんて要らないやって思っちゃんだろうなあ〜
だって自由が何かなんて知らないんだもん。天秤にかけてもその重みがわからないんだから仕方ない。
てなわけでわりと好きでした。空気感が自分に馴染んだ。
324

324の感想・評価

3.7
ねっとりキム・ギドクらしく、もはや愛しい。絶妙に逆撫でされる。とても真剣に褒めているが、最高に気持ち悪く、キング・オブ・コントよりキム・ギドク作品の方が笑える。
yuling

yulingの感想・評価

-
貼りつけたようなつまらない笑顔とくちゃくちゃ食べる感じがむしろよかった、女の子

ギドクがまたわからなくなった〜
mikan

mikanの感想・評価

3.8
ずっと舟の上で暮らしている老人と少女の元に、街からある青年が釣りをしにやってくる。登場人物の心の機微が丁寧に描かれる。
言葉少なく、優しく穏やかで大変美しい映画。映像も音楽も素敵。
海

海の感想・評価

4.4
魂が肉体から離れるほどに心ひかれることを、あこがれと呼ぶのだと聞いたことがある。わたしには、相手のことは思い出せないのにその時の心象だけは妙にはっきりと思い出せるような記憶が沢山あって、だから、相手だけが居て自分が居ない記憶が、まるで水面に浮き上がっているように、目立って感じる。たとえばあなたのことを考える時、わたしの中にはあなただけがはっきりと現れて、自分自身はまるでそこに居ない幽霊のように、霧のように、霞んでいる。きっとこれを、あこがれと呼ぶのだろうと思う。魂がからだを離れていく。ひらいた唇から、伸ばした指さきから、わたしはあなたへと向かおうとしていた。あなたに屈服し、少女ではなくなる瞬間を、わたしは毎晩夢に見ていた。あなたの中に透けて見えていた穏やかさに、他でもないわたしが、あざやかな色を落とす瞬間を。
川本凌

川本凌の感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ラストで急に悶え出したのは、じいさんの呪いか?

両者共に、性欲だけじゃないいろんな感情を抱えた上での物語だってのは分かるのよ。
若い男と外の世界を目指したはいいものの、それが永遠の別れとなるのは受け入れられないし、結局じいさんの船に留まる決断をしてしまうのも分かる。

ただ、だからといってその次のシーンですんなり結婚するかね?少なくとも彼女側からは恋愛感情は微塵も感じなかったし、弓による抽象的な代替行為とはいえ性交を暗示するような関係に至ったってことでしょ?
別に、じいさんと少女でそういう関係になるのが理解できないってことでは全くないけど、感情の変遷があまりにも唐突で困惑してしまった。

少女の、言葉を介さないコミュニケーション演技は素晴らしかった。特に若い男に向けた誘うような目つき。たまらん。
メモ

女目線だとムカつくけど
良かった。印象に残ると言う点での評価

基本的に細かいとこ気にしない作りなんだなぁ

残りは後で。
Lily

Lilyの感想・評価

4.1
弓の役割は精神の流れによって変化する。5W1Hの全てが奇妙だが絶妙な官能が漂う。見たことも聞いたこともないストーリーだが、人間離れでもなく不可能というわけではない点がまた巧妙を極めている。


誰か弓の指導者いなかったのかよ!
そんなんじゃ弦が鳴ってないのバレバレだよ!!


幼稚すぎる描写だったり、分かりやすいぐらい虚構とファンタジー故の現実離れした設定(10年間も船の中でひっきりなしに客相手にしてたら誰かしらに引っ掛かったはず)、初期北野武映画に通じるぐらい分かりやすい人物設定(特に"あの夏、一番〜"を思わせる)
そして、演技が上手い!と言って良いのかさえためらう、若い男が帰ってきた時の満面の笑み。それ以外にも箇所箇所で「ブッ!」となりつつも.....

全てはキム・ギドクらしい「善と悪の区別を持たない者」が持つ純粋さ、そしてメッセージへ繋がる。

キム・ギドク作品の中でもかなりストレートで分かりやすい作品で、あっという間に終わります。あと昨今のデジタルデジタルした質感ではなくフィルムでの撮り方がやっぱり素晴らしい。
「サマリア」でも主演を務めたハンヨルムが光過ぎ。
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