超空間コベ

沖縄やくざ戦争の超空間コベのレビュー・感想・評価

沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)
4.0
何の前情報も無しで観たので、序盤、
千葉ちゃんが居酒屋でいきなり暴れる
理由がサッパリ解らず、ただもう
「ぶはは☆アブない奴だな~オイ」
としか思ってませんでした。(笑)

「沖縄はわしらのモンじゃ!
大和(本土)のヤツらに
好き勝手されてたまるかァ!」

本土の組織から来た連中が
景気よく歌っているテーブルにドカッ!
と上がり込んで、三味弦をバックに
琉球空手の演武をおっ始めます。

「はぁあああッ…!」
「―――ぎぇえええぃ!!」
☆(笑)

前半を支配していたのは、間違い無く
狂犬・千葉ちゃんのカラテでした。

しかし、時代の流れに抗い続けた男にも
ついに終焉の時が。
ここで、ひとつのターニングポイントを
迎える事になります。

そして例によって、バルスが発動!
あとは一同、ひたすら滅びの美学に
殉じてゆくのです…。☆


撮影は全て内地で行われているとの事。
沖縄で撮ったのは実景だけ。
そりゃまぁ当時の事情を考えれば
当然そうなるでしょうね。

しかしラストの、ボートでの銃撃戦は、
沖縄とまではいかなくても、もう少し
キレイな海で撮影できたのでは…?

でもまぁ、あまりリゾート感を出すと
殺伐とした緊張感が薄れちゃうかな。
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