はるか

モデル連続殺人!のはるかのレビュー・感想・評価

モデル連続殺人!(1963年製作の映画)
4.0
💿猟奇サスペンス・ジャッロ映画
監督:マリオ・バーヴァ

ファッションモデルのイザベルが何者かに惨殺された。彼女は生前、1冊の日記帳を付けていた。日記帳は彼女のモデル仲間に次々と渡って行くが、彼女たちも何者かに惨殺されていく。
本作はダリオ・アルジェントをはじめ、後に続く多くの監督に影響を与えた作品で有名。

ジャッロ映画の先駆作、代表作と言われる作品。
ファッションモデルの美女たちが、全身黒ずくめの謎の覆面をした殺人鬼に次々と惨殺されていき、ハラハラする。
見所は、なんといっても凝ったカメラワーク、原色を効果的に使用した幻想的で独特な映像美。特に赤が映える。
ダリオ・アルジェントの「サスペリア」は、この映画に強い影響を受けたのかなって思うと納得。
お洒落な小道具も上手く使われていて、素晴らしいの一言。
誰もいなくなった部屋のマネキンに、ドキッとさせられる。
犯人誰だろう?って予想しながら観る楽しさもありました。
シンプルなストーリーながら、目が離せない展開!
終盤に判明した犯人の計画が裏目に出た、意外な結末。
これ、面白かった!一見の価値ありです。
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