結構とんでもねえ話だった。
思い出したのは成瀬の『女の中にいる他人』とかロメールの『満月の夜』『友だちの恋人』とか。
ビビッドな色使いが特徴的で素敵な画面設計だった。
終盤はちょっと『バニシング-消失-』を思い出した。
愛とは、幸福とは何か。答えのない問い。
そりゃ色んな作家が何度も何度もしつこくやるよなぁ。人類の永遠の課題。
このフィクションの登場人物たちのことを「頭おかしい」と単純に断罪できるでしょうか?胸に手を当てて考えてみてください。と、ヴァルダに言われているような気がしたラスト。
【一番好きなシーン】
赤いカフェで青い2人。