OVAを再編集し、追加シーンを加えた作品なのだが、元々が30分×3話とそんなに長くはないので、無理矢理尺に収めるような無茶っぷりはない。
作画のクオリティも異常なレベルで高いので劇場の大スクリーンで観ても充分すぎるほどに見ごたえはある。
ただ、どうしてもシリーズの続編であり、最終章でもあるので、テレビ版を観ていない人には解りにくい内容かもしれない。
「トレーズの亡霊」というワードが劇中に登場するが、トレーズがどんな人物なのか？何をしたのか？ウーフェイとはどんな関係だったのか？
それを理解しないことには、この作品の面白さを理解できない気がする。
少なくともガンダムＷが好きな人ならば観なきゃいけない作品ではあると思うが、特に思い入れのない方には全くお勧めはしない。
