全体を通してみるとなんとなくカオスな印象。というのも女子高の演劇部の話であって会話が全くまとまりがないのも、まあ、そもそも女子同士の会話なんてまとまりがないものなので、そんなものかと思いながら観ていた。(反論は許します)
ただ一つ一つのシーンだったり会話だったりが、なんか奥深いというか、さらにカメラアングルや映像も独特な感じがして良かった。例えば、桜に対して「毎年毎年よく咲くなあ」 みたいな発言は新鮮だ 。
エンドロールで原作が吉田秋生と知ってびっくり。『バナナフィッシュ』と同じ原作者とは思えないほど全然違う話。でも『海街diary』も同じ原作者だった。強引な見方をすれば、色々と問題がありながらも最後にはうまくまとまるという『海街diary』の味付けに少し似た作品かも。