IQが少し低いだけ。その代わり、母から授かった恵まれた体と誠実な優しさがある。
超有名作ながらトム・ハンクスへの謎の苦手意識により、じっくり熟成させていた今作を満を持して鑑賞。
ハンディキャップを持つ人への風当たりはそれほど強くなく、むしろハンディキャップが無い側の人に対して自身の振る舞いを見直すきっかけとなるような描き方だった。
優しく真っ直ぐなフォレストと次第に荒れた生活を送るようになる想い人ジェニー。
2人の歩む人生を対比させつつ最後は一つに収束する様は名作ここにあり、と思わせられる。
貴方は優しい人。
人の痛みに寄り添える。
貴方は優しい人。
人を色眼鏡で見ず、真っ直ぐにその人の本質に触れられる。
貴方は優しい人。
自分が傷ついても、愛する人のためにじっと待つことができる。
数々舞い込む幸運は、貴方が自身で呼び込んだもの。
貴方の優しさ、誠実さが、貴方への見方を変えさせた。そして、周りの人の人生までも。
皆が貴方ほど優しければ、きっと世界は違う表情をしていたのに。
印象に残ったのはやはり"人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない"の名台詞！
まずは開けてみないと。開けもせず、ただ何もせずに手をこまねいているだけでは何も始まらないですよね。
…それはそうと、開けた箱の中が空っぽだった私はどうすれば？
誰か〜！ギブミーチョコレート！
