あすぱら

フォレスト・ガンプ/一期一会のあすぱらのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

真っ直ぐに、誠実に、嘘偽りなく自分の人生を生きる。
それでも辛いことの方が人生には多い。
誰にもへつらうことなく過ごしているのに、喜びだけでは生きられない。
怒り、笑い、泣き、喜び。
人のあらゆる感情を経たのちに彼が得たものはなんだったのか。
人生讃歌という言葉がぴったりかもしれない。

人との出会いが全てではないが、彼が出会った友人はみな彼の人生を彩ってくれた。
彼女は彼を愛し、愛され、最後は神に願いを叶えてもらい、
母は最後まで息子を愛し続け、
ダン小隊長は彼に敬愛を示し、
ババは友愛を。
そしてフォレストは新たな愛を育てる。

素敵な作品だった。
1960~70年代アメリカの自由を求める熱狂も感じられた。
突拍子もない描写はないが、観ると心が素直になれる映画かもしれない。
自分の将来を思い悩み、ぐるぐると思考が回り続け、見つからない迷路に陥った時、デトックスになる映画。
あすぱら

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