若大将オーウェン

スパイダーマン2の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
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やっぱり2は名作だと思います。
前半1時間は、ヒーローのつらい現実を笑えるタッチながら、ほとんど突き放したように描いています。
1のラストでMJを避けてしまったのは自分だし、MJからしたら確かにピーターは応えてくれないと思っても仕方ないけど、あれだけ精神的なつながりがあるのに、婚約者まで作ってなんだあの女は!笑
ぼくなら好きって言ってたくせに、ひどい女だと飲めない酒を飲むところですが、ピーターはただ見つめるだけ…。切ねぇ…。
しかもヒーローとしての能力も失ってしまう…。「雨にぬれても」が効いてますね。『明日に向かって撃て』で使われたように、このシーンがピーターにとっては一番幸せな時だったのでしょう。
それでも誰かが困っていれば助けなくちゃというヒーローとしての本能、例えスーパーパワーがなくても。
電車で乗客たちが、スパイダーマンの正体を知り、立ち上がるシーンが感動的です。そしてこの場面こそが本作のテーマでしょう。
ぼくもピーター・パーカーのような男になりたいと強く思いました。