"時には最も大切なものでさえ、諦めなければならないことがある。"
【STORY】
力を持ったら、もう自分の好きには生きられないのか…?
恋愛や自由と "大いなる責任" との間で揺れ動くピーターを、新たな脅威が襲う。
【一言まとめ】
●一貫したテーマの説得力
●圧倒的"ヒーロー"映画
●大迫力のヴィラン、バトル描写
【感想】
テーマがしっかり1作目地続きになっている所が、シリーズ作品として最高。
1作目で実感した "大いなる責任" をそのまま自覚して行動しているピーター。そしてそれに縛られてストレスを抱えていくピーター。彼の葛藤とその答え、そしてピーター/スパイダーマンの迷いを取り巻く、おばさんやヒロイン、そして一般市民達の反応をじっくり描き切った作品。
スーパーヒーローとは、その類稀なる力と勇気によって人々を守り、鼓舞する者。とはいえそういった "ヒーロー像" を、今作ほど見事に描きあげるヒーロー映画は多くないと思う。
人々が「ヒーローも人間である」と自覚し、ヒーローを守ろうとし、ヒーローに鼓舞される。今作の電車暴走シーンは、ヒーロー映画の歴史にいつまでも残るでしょう…
アメコミ映画とはいえ、監督は『死霊のはらわた』シリーズで名を上げたサム・ライミ。人々を恐怖に震え上がらせるのはお手の物。触手が人々に牙を向くシーンはもはやホラー映画の迫力!
バトルアクションの迫力も物凄く、屋外でも屋内でも、列車の上でもド派手に繰り広げられる戦いには大興奮!
---
観た回数:4回
直近の鑑賞:CS録画(20.04.19)
U-NEXT(22.01.04)