男が惚れる男、松田優作
そんな彼のハードボイルドさが全開だった
前作までのコミカルさはほぼ無い
これは、同年に公開された名作『蘇える金狼』の影響があるのかもしれない
この時期を境に、松田優作自身がコミカルな路線を封印したのかもしれない
それは松田優作の表情にも表れていた
常に眉間に皺を寄せ、ぶっきらぼうで無愛想
その様は真のハードボイルド
ただ淡々と依頼をこなす鳴海昌平
前作以上に殺し屋の腕に磨きがかかっている
ただ残念なのは、彼の相棒が44マグナムでは無くなってしまったこと
ホルスターから出す44マグナムをもう一度見たかったな