【哥斯拉】
最新作「ゴジラvsコング」の鑑賞後に、第一作の初代「ゴジラ」を配信で。
昔ビデオで見たけどやっぱりシンプルで面白い。特撮も迫力あるし人間ドラマもよい。戦争の暗喩や核兵器との関りについては言わずもがな。
機会があればぜひ劇場で見てみたい。
1954年の映画館は、春に七人の侍・秋にゴジラが上映されたのだ──
目の前で破壊されゆく街の片隅でへたり込み、幼い子供3人を抱えたオバ様の絶望的な「お父ちゃまの所へ行くのよ!」とか、炎に包まれる家屋を背にただ「畜生!畜生!」と繰り返す少年の姿など、涙なくしては見られない。
近づいてくるゴジラに向き合い、顔中を脂汗まみれにして、最期まで実況を続ける現場アナウンサーの鬼気迫る表情にも胸打たれる。心なしか顔がちょっとゴジラに似ていた。