ゴジラという脅威を前にどう対処するのかというのがメインで描かれます。
◼️『いよいよ最後、さようならみなさん、さようなら』
なんとなくタイタニックの音楽隊を思い出しました。
◼️『ちきしょう。ちきしょう。』
悔しいが、何もできないやるせない気持ちが痛いほど伝わりました。
このセリフの何が辛いって、戦争でも同じ気持ちを抱いたんであろうと。
◼️当時の映画には詳しくないのですが、素晴らしい映像技術ですね!?
かなり工夫して撮影されたんだなと感動しました。
迫力満点の映像には感服です。
ゴジラ大暴れのシーンには爽快感もあります。
◼️デデデン、デデデン、デデデデ、デデデデデンの曲が絶望感を増幅させます。
どんな攻撃も全く効かない(ミサイルさえも蚊のごとく手で払いのける)無敵なゴジラが、もはやカッコよく見えてきてしまう瞬間もありました。
◼️ただのつまらない怪獣映画かと思いきや、ところどころ人間ドラマを盛り込んだり、ゴジラを戦争や核兵器のメタファーとして描いていたり、素晴らしかったです。
第二次世界大戦からおよそ10年後にこんな作品が作られたと思うと、当時の人はどんな衝撃だったのか想像もつきません。
◼️『これだけは絶対に悪魔の手には渡してならない設計図なんだ』
まさか徹底的に設計図を抹消するとは。発明した責任ですか。
ダイナマイトを発明してしまった科学者も、自分が発明したものによって大量に人が死ぬとは思ってなかったらしいですね。
ただの怪獣映画だと思っていたので、まさか科学者の葛藤を描いているとは思ってませんでした。
◼️あと最後の最後まで徹底的に絶望を描いた作品だとは思っていませんでした。
ハッピーエンドで終わらせない、それは今後私たちが"ゴジラ"と向き合い続けないといけないというメッセージにも思えます。
◼️古いからといって観ないのは勿体無い映画だと思いました。
いまだに最新作が作られるのも納得です。
日本ならではの怪獣ホラー映画でした。