70年以上も前にここまでの作品を作り上げたというのが驚き。ストップモーションではなくスーツアクターだからできる滑らかな動き、蹂躙されるミニチュアとは思えない街。モノクロだったからこそ安っぽさが出なかったのかも知れませんが今見てもよく出来ています。
ストーリーもシリアス。ゴジラは人間とは相容れないものとして描かれ戦争や放射能の恐怖の象徴のようにも思えます。当時の人々の生活感もリアルに感じられ、戦時中空爆などから逃げ惑う人々の恐怖はこういうふうだったのかもと思い起こされました。
怪獣プロレスのゴジラも悪くはないですが、ゴジラという存在は初代のようにあってほしいなと勝手に思ってます。