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ゴジラのQMのレビュー・感想・評価

ゴジラ(1954年製作の映画)
4.4
2021.05 再鑑賞
Amazon Prime Videoで昭和ゴジラを一気に見てみる1作目

東宝のクレジットが出る瞬間の地響きにも似た足音と鳴き声が聞こえた瞬間から、あぁ、すごい映画体験がはじまるぞとドキドキが高鳴って、そこから最後までずっと楽しい。

改めて特撮怪獣映画でありながら、SFや恋愛、ホラーや科学などさまざまな要素を詰め込み、且つ今までに見たことのないエンターテイメント作品と“今”観ても感じられるからすごい。その中でも反戦描写は特に印象に残った。ゴジラが暴れた後の救急病棟での描写やラジオ放送から聞こえる祈りの歌。最後の山根博士の「再度水爆実験が行われたら、またゴジラの同類が世界に現れるだろう」との示唆。ゴジラに込められたバックボーンや、それに立ち向かう人間の葛藤、挑戦に自分の戦争への恐怖や思いも改めて深まる。

また白黒映画だからこその、夜に暴れる大怪獣の描写が本当に素晴らしかった。
(全体像のわかりにくい感じ→体の箇所箇所が映るからこその巨大なイメージ、炎や電線の光)

・放射能で汚染されたスポットの調べ方の甘さが気になる。
 軽装だし、三葉虫、素手で触ってるし。
・ゴジラの着ぐるみ何種類くらいあったんだろう?
 顔が違うような。2種類?



2015.09
子供の頃に観たことがあって、改めて見直してみた。

ゴジラの東京上陸を軸にしながら、恋愛模様だったり、科学者の苦悩を描いていたり、案外人間ドラマの部分が根本にあった。

特撮シーンは、ゴジラのぬいぐるみ全体が映ることは少なくて、部分的な箇所をたくさん見せながら、白黒画面の画面は黒すぎてよく分からないのが逆に怖さを感じさせる。
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