若山と文太が激突するわけではないし、文太の主演作。だが、原田の演出は雪の道、赤い橋の欄干、降る赤い雪など、シュールな感覚を見せるが、コーブン、石井輝男の感性との違いは、小手先だからだ。

極悪坊主シリーズの外伝みたいなやつ。盲目坊主了達(菅原文太)が盲目小坊主を連れて母親探しをする話。ムチと少林寺拳法の達人で盲目でめちゃ強いんだからもう充分、色気を出さないで欲しかった。ムチで女の服を脱がすのは面白かったけども。面白い要素はたくさんあるのに、見どころが散らかってる感じがしてもったいない。目潰しと跳び蹴り多め。

若山富三郎主演の極悪坊主シリーズのスピンオフ的な作品
極悪坊主では主人公のライバル役を演じていた菅原文太文太主演でおくります
ただスピンオフって言ってもパラレル的な感じで時代も違うし、若富も全然違う役での出演です
菅原文太演じる了逹は見た感じはシリーズそのままのキャラだけど、極悪坊主よろしく飲む打つ買う揃ったところを見せます
娯楽的だった若富シリーズとは違って、了逹のキャラもあって終始乾いたテイストなので正直この辺りはいらなかったかも
まだ見た目通りにストイックに徹してたほうが納得できると思う
ほとんどアンチヒーローなんだけど、連れの子供にだけ見せる柔らかさだったりと別の一面も描かれています

あとは旅の目的である母親探しが解決しておらず、続編出来そうな作りなんだけどこれ一作のみっぽい
んー、確かにそんなに面白くないもんなー、仕方なし