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塔の上のラプンツェルの色もごのレビュー・感想・評価

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
3.6
ラプンツェルには「女の子あるある」がふんだんに盛り込まれてて、どの女の子の目にも身近な存在として映る。

しかし同時に夢見る悪党達(キモいおっさん)への共感力や自己犠牲の精神など、現実の女性には100%備わっていない(ファンタジー的)要素を持ち合わせてもいる。

この「親近感とファンタジー」のバランスのよさ(ファンタジーは隠し味的に配合されている)が、老若さまざまのディズニー好き女性に愛される理由なんだろうな。
例えるなら、盛られた自撮り写真ってところか。

そしてヴィランがフェミニスト的な存在であるのもどこか示唆的。

ちなみに彼女の髪はセックスのメタファーかな(女の命であり、求められ狙われている。彼女は生まれてこの方、ハサミを入れたことがない)。
ただユージーンだけはラプンツェルの髪の毛に執着しなくって、それが御伽話のミソ。
ヤリモクじゃないスマートなアウトローと、キラキラ輝く恋に落ちたいっすよねえ…
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