Kakutani角谷

塔の上のラプンツェルのKakutani角谷のネタバレレビュー・内容・結末

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ディズニーがかなりセクシャルな原作をどう料理するか興味あったのですが、そのセクシーさの処理もなかなか見事だったのではないでしゃうか。
私も『アナと雪の女王』よりこの作品の方が好きですね。

例え塔の中に閉じ込められても、料理に絵画、女の子はなんでも出来なきゃ! という説教くささは余計ですが、髪の毛を使ったアクションは見応えたっぷり。

ヒロインではなく、男性側の自己犠牲によって全てが補われる、というのもジョージ・マクドナルドの「かるいお姫さま」を思わせて味があります。

異常に長い髪という過剰な女性性を恋人のユージーン自らが断ち切るという図式も感動的。