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ジャンヌ・モローの思春期のTenKasSのレビュー・感想・評価

ジャンヌ・モローの思春期(1979年製作の映画)
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物語的な骨格はナレーションに託されていて、更にラストの一言は映画それ自体の意義を鋭く指し示す。それを他所にして、思春期の「いつもの」バス旅行で感じられる雰囲気や、些末とも思える出来事がささやかな成長とともに魅力たっぷりに描かれている。それが魅力的であればあるほど戦争の足音が対比的に強固になり、批評性が増していく。
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