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わが町のfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

わが町(1956年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

川島雄三2本目。
面白かった。NHKの朝ドラみたいだった。一人の人間の人生の部分部分を時を追って描いた点では川島の弟子の今村昌平『にっぽん昆虫記』と近いけど、映画としての性質は全然違った。今作は娘と孫の結婚を中心に身の回りの話ばかりで親しみやすかった。
川島雄三は『幕末太陽傳』と今作しか観てないけど、力強さと繊細さのバランスがちょうど良くて、今月観た日活系の監督で一番好きかもしれない。
南田洋子は6本目。もうすっかり虜になってしまった。序盤早々の退場にがっかりしたが孫としての再登場で歓喜した。白黒の南田洋子は相変わらず美しかった。
終盤、三橋達也の死亡フラグにハラハラしたが無事で良かった。
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