Angeprunelle

エイプリルの七面鳥のAngeprunelleのネタバレレビュー・内容・結末

エイプリルの七面鳥(2003年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

不格好で不器用で一生懸命✧
そういうものほど愛おしい♡

エイプリルは外見とは裏腹に
グッと我慢する強さと優しさを持ってる
繊細で美しい女の子✧

エイプリルをとことん大切にする彼氏✧
奥さんを一番に理解する旦那さん✧
なんて素敵な関係なんだろう♡
この2人のおかげでエイプリルも家族も
なんとかそこに立っていられてる気がした。

ふんわり優しく描かれていたけれど
家族内でエイプリルに対しての
冷たく哀しい言葉が当たり前のようにあって
その合間にちょくちょく入るジョーク混じりの会話に
家族のリアルな空気を感じて
私にとっては強烈にビターでトゲトゲしい作品だった。

ラストは願ったとおりのラストで
安堵したし嬉しかったけれど
その反面そんな上手くいかないこともあるよと思う自分もいた。

もしあのラストがエイプリルの妄想であり
願望だったとしたら(作り手はそういう意図で作ってないとは思うけど)・・・

そう思うとまたこの作品が
全然違ったものに見えてきて
たまらない思いになる。

“憎しみは愛情の裏返し”とも言う。
でも絶対そうかは分からない。

あまりに根深い溝があると
愛情が顔を出すことなく
憎しみのまま終わっていくことも
きっとある。

大切な人とのお別れの時間が近づいてきたとき
ほんのひとときでもいいから
見えないなにかで繋がれる瞬間があればいい♡
お互いの温かい想いが芽を出し
気持ちが届くといい♡

エイプリルが本当に家族みんなで
写真が撮れてたのなら嬉しい♬
七面鳥をみんなで食べて
感謝祭を過ごせたのなら幸せ♡
Angeprunelle

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