あつぼう

アントブリーのあつぼうのレビュー・感想・評価

アントブリー(2006年製作の映画)
3.0
10歳の気弱な少年ルーカス・ニックルは、転校早々いじめの標的にされてしまう。いじめっ子に刃向かうこともできず、たまったうっぷんを、庭のアリの巣を壊すことで晴らしていた。そんなある日、アリの魔法使いがルーカスから仲間を守るため、ルーカスをアリのサイズに縮めてしまう。小さくなったルーカスは、アリたちの仲間に迎え入れられ、彼らの生活を一緒に体験するのだったが…。 

小さい頃って蟻の巣にイタズラをした記憶があるけど、ちょっとしたイタズラがアリの巣の中では凄い被害が出てるんですね。主人公のルーカスがホースでアリの巣に水をかけるけど、アリの巣では大洪水になってます。
そしてその巣の復興までには長い時間が費やされるんです。アリの立場にたって考えると、人間の子供達は悪魔に見えるんでしょうね。この映画を観るとアリ達も一生懸命生きてるから安易な気持ちでアリや巣を傷つけてはダメって事を教えられます。そういう意味でも子供と一緒に観るといいかも。

アリの生活って本当に大変ですよ。とにかく天敵には狙われるし、人間は歩いてるだけでアリにとっては脅威になるしルーカスのような体験はしたくないです。この映画がどれぐらいアリの世界をリアルに描いてるのか分からないのですが、アリの世界も縦社会なんですね。一番危険なのはやっぱり食料を調達するアリです。自分自身もこのアリ達を知らない間に踏んだりしてるんでしょうね。映画を観終わったら、少しは足元を気にして歩こうって気持ちになりました。

この【アントブリー】のアリ達はリアル過ぎてちょっと怖いです。キャラ全般に可愛いって雰囲気が全くないんですよ。蠅やイモムシやカエルまで
なぜここまでリアルにしたのかな。
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