今から10年前の作品だが、前2作と比べるとCG技術が格段に上がっておりかなり驚いた。もうリアルのおもちゃの質感そのもが表現されており何か映るたびにすげーとなっていた。
2の終盤に触れられた、持ち主が大人になったら？おもちゃで遊ばなくなったら？というテーマが主題になった本作。結論から言えば素晴らしかった。おもちゃの宿命とも言えるテーマに正面から向き合い答えを出し、その答えがとても素晴らしいものになっている。それだけでなくそこに辿り着くまでのストーリーや出来事もとても面白く、全2作であったおもちゃゆえの行動、作戦なども健在で素晴らしいクオリティの作品になってる。
舞台がアンディの元から離れ保育園とその内情にガラッと変わったのが良かった。ウッディ単独での保育園からの脱走や、その後の保育園での争いと最終脱走など、常に先が気になる展開でとても楽しめた。
最後のウッディとアンディが今回のテーマに対して、見始めたときに予想したのと違った形で答えを出していたのでとても感動した。
1が公開されたとき子供だった人が大人になった年齢で本作が公開されたので、その世代に向けての映画として完璧なテーマだったと思う。
だがここまで綺麗に終わると４で何をするのか非常に気になる。
