トイ・ストーリー3のcramoisiのネタバレレビュー・内容・結末

大切なおもちゃを手放した経験のある私にとってはとても刺さりました。役目を終えたおもちゃたちは４つの進路を体験する。保管される、誰かに託される、どこかに寄付される、廃棄される。ウッディーたちのを通して自分が手放したおもちゃたちはこんな気持だったのかもと思うと心がヤバイ。観劇中に保管しているおもちゃを思い出し、観劇後に引っ張り出そうとぼんやり思いました。自分の子供に見せておもちゃを大切にして欲しい。そう思える素敵な作品…なのだが、どこかモヤっとする。最後に悪役を倒して、その悪役は懲らしめられてウッディーたちは新しい居場所を見つける。本当にハッピーエンドだろうか？問題の先送りじゃないだろうか？おもちゃの持ち主視点ではハッピーエンドかもしれないけどおもちゃ視点ではどうだろうか？おもちゃにとっての本当の幸せってなんだろうか？終盤で焼却されてしまったほうが良かったのでは…と一瞬考えましたがわからない。このモヤモヤの正体を引っ張り出してきたおもちゃを眺めながらしばらく考えます。