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ぐるりのこと。のmaiのレビュー・感想・評価

ぐるりのこと。(2008年製作の映画)
3.5
もう一言で言えば、年齢が足りないんだなぁと思う映画でした。
わたしの個人的な思い込みとしては、邦画ってかなりの確率で「世代・年齢」が良し悪しを決める気がするのですが、この映画もその一つだと思います。
多分、主人公夫婦に共感できる節が一つでもあれば絶対に深くていい映画だと思えるんです。ただ、わたしにはその経験値がない。だから、面白くないとは言わないけれど、泣くまで感動はしないし、様々な描写がくどい気がしてしまう。
さらに、裁判の各々のシーンは長い上に、内容がかなり深刻…ここに不快感を覚えないかどうかも大事だと思います。

ストーリーとしては、かなり丁寧に展開していく感じで、それも役者の方々の演技力にかなり重きを置いてます。下手な人が1人もいない。

邦画として完成度は抜群で、多くの人から絶賛されるのもわかるのですが、私には刺さりませんでした…また年を重ねるか、経験値が積み上がったタイミングで見たいです。
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