iwashi

放浪記のiwashiのネタバレレビュー・内容・結末

放浪記(1962年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

花のいのちは~の詩は同監督「浮雲」
にもでてくる。

どうしようもなく男に惹かれてしまう女というところは「浮雲」と共通しているけれど、大きく違うのは

「わたしの人生はこれだけじゃないんだぞ」

という主人公の強さ。


自らの人生、境遇、どうしようもなさを詩作に昇華できる彼女。

グチグチ不平不満を並べ立てる姿もヒステリックに泣く姿も、やけっぱちで明るく振る舞う姿も、並みなら悲壮感を感じるもの。

彼女は並みじゃなく、詩作に励む美しさがあるので、悲しさにも中身が詰まっている。

こういったタイプの女性のもの書きはキャラクターとして僕にとって珍しく、彼女に終始興味が尽きなかったです。

ありがたやかたじけなや、南無阿弥陀仏のお釈迦様。


以下メモ


成瀬 しゃべらない
語りが最高
そばが食べたいなあ
上目遣い
だめだめだめ
こんな後ろ向きの女ない
下がった目尻
こんな本なんて買ってこなきゃよかった
働けど働けど 啄木
ハイネ ホイットマン ブシキ ノブリス
やすおかかわいそうすぎ
魚のはらわたのような奥さん笑
天才女中
だまされただまされた
伊達さいてー
3人で飲もうよ
わたしの人生はこれだけじゃないんだぞ
なくっても詩は書ける
人間の顔なんて上等か下等かなんて本人が一番わかってんだ
めっちゃきもちい!
あたしが先であたしが後よ
どっさりと麦飯を
飢餓夫婦
ありがたやかたじけなや南無阿弥陀仏のお釈迦様
やすおかのぶお
面白い第一歩
山は高く登るほど風が強い、足をしっかり踏みしめなきゃね
放浪記だけが私じゃないわ
貧乏人は働くよりしょうがない
貧乏人にはバカヤロウ
花のいのちはみじかくて苦しきことのみ多かりき
iwashi

iwashi