「ええ書くわ 書かなきゃ おふみは放浪記だけしか書けなかったんだって言われる 放浪記だけが私じゃないわ 放浪記だけが私じゃないわよ」
同じ言葉を2回繰り返し、2回目は自分に言い聞かせ、奮い立たせるよ…
視聴者の性別によって印象がだいぶ変わりそう(なのでスコアはちょっと高めに付けました)。女性にとっては、社会進出がまだわずかだった時代の先駆者として、現在の環境の重みなどを感じるかもしれない。
でも高…
NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。
林芙美子の原作小説と、菊田一夫の舞台版を合わせて映画化。
貧乏暮らしと頼りない男どもに振り回される己に辟易しつつも、どうにかこうにかして今日を生きる、…
この時代にして、3回目のリメイクというのも凄いものだ。
まるっと高峰秀子さんで、名演技を満喫出来ました。
ここでの秀子さんは、少し猫背だったり、お酌がぎこちなかったり…ふみ子を上手く表現されてまし…
★★★liked it
『放浪記』 成瀬巳喜男監督
A Wanderer's Notebook 【白黒】
高峰秀子 as 林ふみ子
男を見る目がない
Trailer
https://youtu…
カフェーの女給について色々調べているのだが、なかなか映画で描かれることはないので本作は貴重。
ゴミ箱の中のゴミのような文章と映画内でも散々言われているが、もしそんな文章ならなぜベストセラーになったの…
【苦しきことのみ多かりき】
隙あらば高峰秀子を見たくなる。
住処も、仕事も、男性も、放浪しながら詩や文章を書き続けた林芙美子の半生を描く。
原作の映画化というよりは、『放浪記』を書いて文壇…
全編に渡って、影が深くて、あまり光がない。夜毎輝いているはずのカフェでさえそうなのだ。どこか違うところへ続いているような気がしない。光へ誘う何かなんて、ここにはどこにもない。影の中で、光なく生きてい…
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