野垂れ死ぬかもしれないね。
そんな朝ドラ『ばけばけ』の主題歌の歌詞がまさにぴったりと当てはまるような映画。
日に日に世界が悪くなるのがひしひしと感じられるような戦前の日々が舞台で、不景気がいかに人…
成瀬のシネスコが新鮮。はじめどうなんかなと思ってたけど違和感なくなった。
カメラが驚くほど軽いけどなんだか成瀬っぽくない。あまりにも流れるようにショットがつながっていて違和感ある。誰かが撮っていると…
陰湿で根暗で性格が悪い、たくましい女が主人公。
いつも貧乏、貧乏と愚痴を言い、母親に悪態をつき、男が嫌いと言いながら男に惚れる。念願だったはずの晴れ舞台なのにちっとも笑顔がない。脇役でももうちょっ…
昭和初期を舞台に、行商人の娘に生まれ、女工や女給などの職を転々とする主人公ふみ子が、貧困や恋愛に苦しみながらも執筆活動に没頭する姿を描く。
ふみ子を演じる高峰秀子の上目遣いや猫背が奏功し、不機嫌で…
初鑑賞です。
媒体を問わず、『放浪記』に触れること自体が初めてです。
好きな作品です。
芙美子さんが魅力的でした。
また、「あの役者さんが出てる!」という楽しさもありました。
①印象に…
長いけどどうしても止められない。純粋に映画自体が面白いのもあるけれど、高峰秀子の動向をずっと追っていたくなる感じなんなんだろう。
面食いで、その時代にしては結構落ちるとこまで落ちてるんだけど、強かで…
デコちゃんファンだけど林芙美子の小説はあまり好みではないので観るのを躊躇っていたが、観てよかったと感じた。
やさぐれて貧乏臭さが漂う演技は流石だったし、金ピカのイメージの宝田明が、肺病で陰気な売れ…
さすが高峰秀子、という感じの映画。主人公にこの人あってこその作品。
薄幸さ、華のなさ、男を見る目のなさ、それに伴う自信のなさと自暴自棄な感じ、本来は聡明で美しい人なのに、よくここまで演じられるな、…
森光子のロングラン芝居でつとに知られることになった、林芙美子原作の『放浪記』。ここでは1962年東宝製作・成瀬巳喜男監督による映画化作品を、NHK-BSプレミアム・シネマの録画にて鑑賞。
「だめん…
林芙美子氏の作品、人物を知りたくて鑑賞。
作家という人は比較的恵まれた環境で、幼い頃から教育を受けて文才を得るものと思っていたが、全くそんなことのない、その日暮らしでこれほど「明日は明日の風が吹く」…