放浪記の作品情報・感想・評価・動画配信

『放浪記』に投稿された感想・評価

4.1
無駄なく語っていく脚本撮影演技。貧困だけじゃなくあらゆる妬み嫉みを偏らず冷静な目線で描いていくところが素晴らしい。

「ええ書くわ 書かなきゃ おふみは放浪記だけしか書けなかったんだって言われる 放浪記だけが私じゃないわ 放浪記だけが私じゃないわよ」
同じ言葉を2回繰り返し、2回目は自分に言い聞かせ、奮い立たせるよ…

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視聴者の性別によって印象がだいぶ変わりそう(なのでスコアはちょっと高めに付けました)。女性にとっては、社会進出がまだわずかだった時代の先駆者として、現在の環境の重みなどを感じるかもしれない。
でも高…

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このレビューはネタバレを含みます

NHK BSの『プレミアムシネマ』で鑑賞。

林芙美子の原作小説と、菊田一夫の舞台版を合わせて映画化。

貧乏暮らしと頼りない男どもに振り回される己に辟易しつつも、どうにかこうにかして今日を生きる、…

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3.9

この時代にして、3回目のリメイクというのも凄いものだ。

まるっと高峰秀子さんで、名演技を満喫出来ました。
ここでの秀子さんは、少し猫背だったり、お酌がぎこちなかったり…ふみ子を上手く表現されてまし…

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★★★liked it
『放浪記』 成瀬巳喜男監督
A Wanderer's Notebook 【白黒】

高峰秀子 as 林ふみ子
男を見る目がない

Trailer
https://youtu…

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カフェーの女給について色々調べているのだが、なかなか映画で描かれることはないので本作は貴重。
ゴミ箱の中のゴミのような文章と映画内でも散々言われているが、もしそんな文章ならなぜベストセラーになったの…

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Orizza
3.6
森光子の舞台で有名な作品なので、名前は知っている程度で視聴
主人公はポジティブで才覚もある女性
だけどダメ男に惹かれてしまう
最後まで飽きずに見ました
3.0



【苦しきことのみ多かりき】

隙あらば高峰秀子を見たくなる。

住処も、仕事も、男性も、放浪しながら詩や文章を書き続けた林芙美子の半生を描く。

原作の映画化というよりは、『放浪記』を書いて文壇…

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全編に渡って、影が深くて、あまり光がない。夜毎輝いているはずのカフェでさえそうなのだ。どこか違うところへ続いているような気がしない。光へ誘う何かなんて、ここにはどこにもない。影の中で、光なく生きてい…

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