林芙美子の自伝的小説「放浪記」を高峰秀子主演で作られたものだが、やはり成瀬巳喜男らしく高峰が惚れる相手の男がクズばかりだけど、そんなクズ男に惚れ貧しく苦労する高峰も、外見の良し悪しだけで惚れるただの…
>>続きを読む同じ日にオリヴェイラ版ボヴァリー夫人『アブラハム渓谷(完全版)』と一緒に見ました。
期せずして、女性の一代記揃い踏みといった感じで堪能。
こちらは会社の三十周年記念作ということでものの見事にスター…
ふみ子にへばりつく影が重い、のしかかる闇が重い。恋多きふみ子は男に事欠かず引く手あまた。お相手は顔はいいが甲斐性のない物書きばかり。近視のはず、顔は見えないはず…なのになぜか慕い助けてくれる安岡(加…
>>続きを読むやはり高峰秀子女史と言えば、いじいじ拗ねて、ひねくれる情緒がぴったりだ。特徴的な少し鼻にかかった声と隠しようのない知性が、一筋縄ではいかないキャラクターを醸成していて、この映画でも遺憾なく発揮されて…
>>続きを読むやはり、成瀬巳喜男と高峰秀子の作品は良い。ダメ男・ダメ女に惹かれる主人公って大抵は途中でイラッとするものだが、これは全くしないのは、最初から最後まで主人公の自我がはっきりしていてブレないからだと思う…
>>続きを読む《いい詩じゃないか 😄》
〝もっと見せてほしいな。僕の仲間にも紹介するよ。しかし驚いたなあ。こんな素晴らしい詩を書ける人がこんなところにいるなんて。カフェの片隅で発見した天才女流詩人に乾杯🥂しよう〟…
1962年東宝。森光子の舞台が後と思い込んでいたが、初演61年なんで菊田戯曲もそっちが先。本作監督と女優も舞台観たんだろうね。シナリオ上の差別化はラスト近く、舞台では放浪記の出版パーティにライバル日…
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