しゅう

マダムと泥棒のしゅうのレビュー・感想・評価

マダムと泥棒(1955年製作の映画)
3.6
インチキ楽団員に扮した泥棒5人組がそれぞれ個性豊かで面白いが、上品でトボけた雰囲気ながら正義感の強いお婆さんケティ・ジョンソンが抜群でアレック・ギネスやピーター・セラーズ、ハーバート・ロムの芝居が霞むほどの存在感。
死体処理をする際の蒸気機関車の黒煙が効果的だし、いかにも英国ぽいブラックユーモアもよろしい。
警察署で適当にあしらわれ、また傘を忘れて帰るラストの扱いも上手いし、マダム丸儲けなオチがスマートで後味も良い。
しゅう

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