内田裕也さん演じる人気芸能リポーター「キナメリ」の奮闘を描く、実際に日本で起きた事件・スキャンダルをテーマにした作品。
ドキュメンタリーを観ているようでした。
実際の事件だからネタバレも何も調べれば全て出てくるんだけど、あえて映画として観るのも面白い。
当時世間を賑わせた芸能人が本人役で出ていたりして、妙に生々しかったです。
前半は芸能人の熱愛だ結婚だといった内容だったけれど、途中からは日航ジャンボ機墜落事故だったり、豊田商事の事件だったりかなりハードになっていきました。
ビートたけしさん演じる豊田商事刺殺事件の犯人が怖かった。そんな事件があったらしいということを聞いたことがあるくらいで、当時を知らないけどほんとにあんな感じで現場が生中継されたなんて今ではちょっと信じられない。
改めて、たけしさんって特別演技が凄く上手いとかそういう訳じゃないのかもしれないけれど、自分の作品でも他の人の作品でも、存在感があるなぁと感じました。
これが所謂「凄みがある」ということなのかな…
ひたすら「ロックンロール！」って言ってるイメージの内田裕也さんの若い頃も観れて面白かった。
