JamesBond

ALWAYS 三丁目の夕日のJamesBondのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
3.0
感動しました。人として心揺さぶられる要素がたくさん詰まった作品。

「昔は良かったなぁ」って思うことがある。小さいときは良かったなぁ…、学生のときは良かったなぁ…って。時代的時系列でもそういうことってあるのかなぁ。今と戦後と比べて人々の幸福度ってどうだったのかなって思ってしまう。もしかして今よりも戦後や、古くは江戸時代の方が幸福度って高かったんじゃないのかな。

文明の発展と引き換えに人の心の豊かさが奪われいているような気がしてならない。「文明は発展し続ける」、「経済は拡大し続ける」、誰がそう決めたのか。人間の欲望は留まるところがない。そのために合理性や効率性が重視され人として心の豊かさが失われていく…。人間の欲望ってなぜ「足るを知る」ことがないのだろうか…。

ストーリーはとても良かったけど、出演者の演技がなぁ…。特に堤真一と吉岡秀隆の演技には期待していたんだけどイマイチだった。抑え気味の演技をする演出なのかな。意外にも堀北真希が演じる六ちゃんが一番良かったかも。可愛らしいしハマり役だったっと思う。あと子役さんたちね。最近ハーレイ・ジョエル・オスメント君の作品を観ていたので、これは格が違うなと思ってしまった。
JamesBond

JamesBond