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修羅雪姫 怨み恋歌のnori007のレビュー・感想・評価

修羅雪姫 怨み恋歌(1974年製作の映画)
2.0
前作は大傑作であったので期待したのだが、今回はもはや修羅雪姫の物語では無くなっていた。秘密警察と左翼活動家による政治色の濃い映画となっておりそこにユキが翻弄されるといった内容。映画が作られた70年代当時は、日本赤軍も活動し共産主義に幻想をいだいた連中がいた事はわかるが、現在となっては完全に失敗した思想である。なので秘密警察にも左翼活動家にも共感出来るわけでもない。これ修羅雪姫を勝手に政治利用に使われただけなんじゃないかな。見どころとしては俳優としての伊丹十三と原田芳雄。この二人がすごくいい。そんな影に隠れてしまった梶芽衣子が可哀想である。
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