東京マクラ

十二人の怒れる男の東京マクラのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
3.8
部屋の中で12人のおじさんが議論するだけの映画なのですがとても面白いです。一人の少年の死刑を巡る陪審員同士の話し合いであり、徐々に議論が白熱していくのと比例して部屋の熱気が伝わってきます。白黒で見たのですが、部屋の中の熱さが体感できます。

国の違いなのか、時代の違いなのか、個人の考え方の違いなのか命や責任に対する価値観の違いも興味深いです。

また12人のキャラクターそれぞれは名前も出ず、深い掘り下げもないのですが、それぞれの性格や価値観、思考の流れが見えるのも素晴らしいと思います。
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