本筋のストーリーはあるのですが、登場人物も演出もカオスで、メッセージ性を打ち出しているタイプの作品でもないため監督の前作である『ミッドサマー』よりも難解な印象です。
パワーアップしていると感じる点もあり、特に映像表現についてはアニメーションを用いたものや、CGを駆使した演出など見応えがありました！
個人的にですが、前作は現実の中に歪な事象が混在するという世界観でしたが、今作はそれが逆転している感覚です。
謎で引っ張るタイプの作品であり、終始画面上が混沌としていて面白いため見ていて飽きません。しかし、3時間は長すぎると思います。早くこの悪夢から開放されたいという気持ちは主人公と一緒だったと思います。
