トム

十二人の怒れる男のトムのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.2
⚫️あらすじ
父を殺した罪で起訴されている18才の少年の運命は12人の陪審員により決定する。

全員が有罪 or 無罪に賛同しない限りは議論は終わらない条件下のもとで、誰もが満場一致で有罪であると想定していた。

そんな中、1人の男が無罪に手を挙げる...。

⚫️感想
10年前にロシアのリメイク版を観てた。
本家の方が評価が高く観賞。

冒頭一人一人の名前の紹介が一切なく、
番号だけで読まれているのが逆に無駄な情報をいれずに考えられていて良い。

また、12人それぞれ個性的で記憶しやすいのも良い。

主人公の反対派を出し抜くシーンが数回あるが、フフッとなる。

強い主張がある際に表情のドアップになるが、これが各人の熱意を伝えてて楽しめた。

自分だったらどう立ち回るんだろうなと考えながら見ると楽しい。

重大な決議に対しては、感情や偏見/思い込みを捨て、細部まで疑問を持つ重要性が再認識できた。
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