どうたく66

十二人の怒れる男のどうたく66のネタバレレビュー・内容・結末

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

おっさんが密室で議論するだけだが、素晴らしく面白い。大きな事件が起こるわけでもないのに飽きさせない。

民主主義の根幹を成す、「疑わしきは罰せず」をこんなにエンターテイメントに昇華して教えてくれる、生きた教科書。

偏見で判断する人、自分の家族とのトラウマを投影する人、いろんな人を説得しながら結論に向かっていく。

まさにキャンセルカルチャーで分断されるアメリカの現代の問題も表象されているし、現代を分析するにも大変適した教材だ。
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