仕事によって立ち回りや考え方が違うのが面白かった
演技やカメラワークによって映像に引き込まれた
考えることを放棄したもの、言われたことを信じ込むもの、頭が追いつかなくなったもの、周りに合わせるもの…
ワンシチュエーションもの。良い。
だんだん取り残されてく有罪派の人たちが不憫になるくらいの追い詰め方。自分が話してる時にみんなが背を向け出したら確実に泣く(ここでは偏見・差別に抵抗する表明の態度と受…
劇中語られる民主主義への希望が、絶望へと変化しつつある昨今、この映画が示してくれた一縷の望みは、虚構だったのではないか、と思わざるを得ない(かつて希望に満ちた時代があった、ということを知る機会にはな…
>>続きを読む金字塔と言われるのが分かる名作。最初は12人の区別がつくのか不安だったけど、8番に説得されていく流れに合わせて、どんどんキャラクターが立って見方が変わっていくから夢中になる。無罪に変わっていく理由に…
>>続きを読む密室で延々おじさんが喋ってる映画(=教皇選挙)を観たので、その先駆けを視聴。
人物像の掘り下げやカラーでなくても、天候の移り変わりや服装の乱れで登場人物の心情が手に取るように分かる巧みな仕組み。
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怒ってる男もいるけど主人公はいたって冷静
いつか観てみたいとずっと思っていた法廷劇。流石の名作で、最後唸っちゃったほどに面白い。シドニー・ルメット監督、これが劇場映画初監督作とは恐れ入る。本作の翻案…
他の全員が有罪だと決めつけても、僅かな疑問や綻びを無視せず、有罪は確定できないと主張する、それが建築家というのも納得。常にそういう視点を持ちたいものです。
しかし、しかしですね、
結局本当に少年が無…
12人の陪審審の男たちが青年の判決について一つの部屋で話し合う、言ってしまえばこれだけの映画ではあるが何より熱が素晴らしい。
部屋は扇風機が一つ、窓が二つ。その日はとても暑い日で彼らに張り付くシ…
最低限のセットと最低限の設定だけで1時間半。全然観てられる。いい映画だった。確かに推理的な部分は「?」と思うところはそこそこあったし、「陪審員で真実が解明されることってプロの検事と弁護士がやってる裁…
>>続きを読む品性は金じゃ買えないと思った。人の生死を重大だと口では言うが、デイビスの目を背けない姿勢は、本当に人の命を象徴しているように思える。
あそこでデイビスが手を上げていなければ、それこそひとりの命が失っ…