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十二人の怒れる男のmisuzuのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.2
父親殺しの容疑で逮捕された18才の少年。
彼は本当に有罪なのか。
12人の陪審員達の白熱した議論が描かれる。 

おもしろい映画が観たいという人に勧めるのに、これ以上の作品はないのではないだろうか。
モノクロのほぼワンシチュエーションの会話劇に登場人物も男性ばかりと地味な要素しかないのに、いつの間にか物語に引き込まれ自分も陪審員の1人としてその場にいるような気分になる。
1人また1人と有罪から無罪へと主張を変えるたび、思わずガッツポーズしてしまった。
わずか95分の中で陪審員達の個性もしっかり伝わり、きちんと人間が描けているところも素晴らしい。
映画の長所の全てが詰まった最高の1本。
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