misuzuさんの映画レビュー・感想・評価

misuzu

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はたらく細胞(2024年製作の映画)

4.0

アニメ版を観ていたけれど、世界観そのままの実写化でとてもおもしろかった。
体内だけでなく体の外側である人間達の物語も描かれ、思いがけず感動作となっているところは良いアレンジ。
個人的にはDJ KOOさ
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ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発!(2024年製作の映画)

3.5

1作目よりだいぶマイルドになってしまったけれど、またインペイルド・レクタムの活躍?が観られたことは嬉しい。
BABYMETALにハマっていくクシュトラックスが良かった。

128 / 2024年

クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.7

印象的な場面があまりなく盛り上がりに欠けるものの酷評するほどではない。
北米での興収的な失敗などネガティブなニュースも聞こえてきたけれど、私的には充分に及第点の作品。
アーロン・テイラー=ジョンソンの
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キノ・ライカ 小さな町の映画館(2023年製作の映画)

3.7

フィンランドのカルッキラという小さな町に、アキ・カウリスマキ監督が作る映画館キノ・ライカが誕生するまでを描いたドキュメンタリー。
バーも併設されたその小さな映画館は文化を発信する担い手として人々が集う
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太陽と桃の歌(2022年製作の映画)

3.5

地主から土地を開け渡すよう告げられる桃農園を営む一家。
生活や日常がなすすべなく変わっていく様を見つめる家族の姿を描いていて、まるでドキュメンタリーのようだった。
家族内の小さな衝突はあるものの大きな
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お坊さまと鉄砲(2023年製作の映画)

4.0

民主化への移行とともに初めての選挙が行われようとしているブータン。
そんな中、銃を求める高僧の意図とは?
『ブータン 山の教室』のパオ・チョニン・ドルジ監督作品なのでとても楽しみにしていたけれど、社会
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.2

『ミークス・カットオフ』を観た時にも感じたけれど、ケリー・ライカート監督とミシェル・ウィリアムズは本当に相性が良いと思う。
特別ではないどこにでもあるようなエピソードを描きながら唯一無二を感じさせ、深
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ホワイトバード はじまりのワンダー(2024年製作の映画)

3.5

ジュリアンのその後というより、彼の祖母であるサラの少女時代の出来事が物語の軸。
優しさについて考えさせられる良い映画ではあるけれど、今のイスラエル・パレスチナ紛争以降、ホロコーストを扱った映画に対して
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

4.0

説明不用の名作。
とは言え2024年の価値観で観るとアウトな部分もあるけれど、それでも愛はどこにでも溢れているという1番のテーマは普遍だと思わせてくれる。
ヒュー・グラントの謎ダンスはこれからもずっと
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.7

SNSでのバズりは日常茶飯事で珍しくないものだけれど、意図せずその中心となった人物の悲哀をシュールに描いている。
シンプルでわかりやすい物語にニコラス・ケイジの役がピタリとハマっていて期待以上に良かっ
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正体(2024年製作の映画)

4.0

横浜流星くんの演技が素晴らしい。
彼のリアルな演技で私達観客も鏑木の無実を信じられ、その逃避行を思わず応援したくなったのだと思う。
他のキャストもそれぞれハマり役で集中して物語を楽しむことができた。
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

テンポ良く展開し充分おもしろかったけれど、鑑賞後にもう少しカタルシスを味わわせてほしかった。
なんとなく先の展開が読めてしまい騙された感が少なかったことが残念。
あとラスト近くの熊沢が橘を殴りつける場
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Back to Black エイミーのすべて(2024年製作の映画)

3.7

00年代後半はイギリスの音楽界から数多くの新たな才能が生まれてきたけれど、エイミー・ワインハウスもその中の1人。
成熟した歌声に相反するように、彼女の心の中にはいつも愛を求めている小さな女の子がいたよ
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チネチッタで会いましょう(2023年製作の映画)

3.7

ナンニ・モレッティ監督自らが主演を務めた映画愛に溢れた映画。
映画製作を取り巻く環境が急激に変わり、それに戸惑いつつも誰かの心に残る映画を作り続けたいという監督の想いが伝わってきた。
コメディなので重
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相撲道~サムライを継ぐ者たち~(2020年製作の映画)

3.5

ちょうど開催中の九州場所では2大関による優勝争いの行方が注目され、大いに盛り上がりを見せている。
その中でこちらのドキュメンタリーを鑑賞。
相撲ファンだけでなく、ドラマ『サンクチュアリ 聖域』などで相
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.2

ケリー・ライカート監督が紡ぎ出す静謐はやはり好みだと思った。
セリフも少なくシンプルな物語だけれど、伝わるものがとても多い。
いつの間にか大人になってしまった私には痛いところを突かれるところも多いけれ
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

おもしろい映画のお手本のような映画。
前作を踏襲しながらもスケール感が増し冒頭から物語の世界に引き込まれた。
ポール・メスカルの熱演とそれに応えるデンゼル・ワシントンの存在感も素晴らしく、ただただ最高
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.7

1930年代にソ連がウクライナに対して行ったホロドモールを描いた事実をもとにした映画。
前半はフィクション的な要素もあるように感じたけれど、後半はアグニシュカ・ホランド監督らしく起こった出来事をドキュ
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

評価の高さで気になり鑑賞。
アニメーションだけれど、大人の心に刺さる素晴らしい作品だった。
最近の映画やドラマは何もかもセリフ(言葉)に頼りすぎて説明過多と感じるものが多い。
この映画はそれらとは逆に
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動物界(2023年製作の映画)

4.0

人間が動物に変異する奇病が蔓延する近未来。
その設定だけ聞くとSFやホラーのような印象を受けるけれど、最後まで観てみると愛をテーマにした深い人間ドラマだと感じた。
動物化する人達は多様性や、フランス映
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.7

一足早くクリスマス気分に浸れる映画。
ファミリー向けの優しい作品だけれど、思いがけずルーシー・リューの華麗なアクションが観られたのが嬉しい。
プレゼント配りは重労働なのでサンタが筋トレをしている設定も
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.7

白石監督の映画は好きでいつも観ており今作も楽しめた。
ただせっかく個性的な登場人物が揃っているのに人物描写が薄く、共感が生まれにくいところは残念。
最後のアクションは迫力がありとても良かったけれど、そ
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カッティ 刃物と水道管(2014年製作の映画)

3.7

あらゆる要素が盛り込まれたザ・インド映画でありながら、都会と農村の格差など社会問題にも深く切り込んだドラマ作品。
10年前の映画なので描写に時代を感じたりツッコミどころも多々あるけれど、163分の長尺
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.5

娯楽映画としては充分楽しめたけれど、長年観てきたシリーズの最終作としてはあっさりしすぎていてやや物足りなさを感じた。
この場面、この登場人物は必要?と感じる部分も多々あり、それならもっとエディとヴェノ
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トラップ(2024年製作の映画)

3.7

粗さはあるけれど手堅いサスペンス映画として楽しめた。
ただシャマラン監督らしさという意味でのインパクトにはやや欠けるかも。
主演のジョシュ・ハートネットの演技が最高。
良き夫、良き父親でありながら目元
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ランボー 4Kレストア版(1982年製作の映画)

4.0

日本最終上映なので、このタイミングで初めて映画館で観ることができて良かった。
戦争の悲惨さや人間の深い哀しみが描かれており、やはりジルベスター・スタローンの作品は単なるアクションに留まっていない。
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

4.0

ソ連崩壊後の1992年まで30年にも渡り隠蔽されていた、ノボチェルカッスクで実際に起きた虐殺事件をもとにした映画。
コンサルタントとして協力したのが事件の捜査を担当した1992年当時の検事補佐官であり
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.2

高評価で気になっていた作品をやっと観ることができた。
高坂さんの現代社会への馴染み方の早さだったり本来なら不自然に感じるようなことも、話の無駄のなさやテンポの良さで全く気にならず最後まで楽しめた。
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.5

ストーリー自体は決して悪くないのに映画としては本当につまらなかった。
音楽をメインとした映画であれば鑑賞後にサントラをチェックすることも珍しくないけれど、ミュージカルにも関わらずこの映画についてはそれ
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ウィル&ハーパー(2024年製作の映画)

3.7

長年の親友同士のゆるっとしたロードムービーとして楽しめるけれど、トランス女性の置かれている厳しい現実についても考えさせられた。
大人同士でも笑顔も涙も見せられるウィルとハーパーの友情がとても素敵だった
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2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

4.0

実話を元にした作品。
おしどり夫婦のバーニーとレネが人生においてたった2度はなればなれとなる。
そのどちらも突き詰めれば戦争が原因ということに胸が詰まった。

104 / 2024年

チャチャ(2024年製作の映画)

3.7

酒井麻衣監督が脚本も手がけたオリジナル作品。
ポップな恋愛ものと思っていたら後半は予想外の展開に。
ジャンルレスながらテーマにブレがなく一貫しているので、違和感を覚えることなく最後まで物語に引き込まれ
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野いちご(1957年製作の映画)

4.0

wikipediaによると原題の『Smultronstället』はスウェーデン語で「野いちごのある場所」の意味だけれど、同時に「一人になって静けさの中で幸せを感じられる秘密の場所」の意味もあるそう。>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.2

続編公開に向けてリバイバル上映にて鑑賞。
映像、物語ともに壮大なスケールで映画館の大画面で観るのにふさわしい映画。
ラッセル・クロウの高い演技力にも圧倒された。

102 / 2024年

イントロダクション(2020年製作の映画)

3.7

言語化するのが難しいホン・サンス監督の作品。
今作も「上手く言えないけれど観て良かった」という映画だった。
ミニシアターで上映されるヨーロッパの映画のような雰囲気が好き。