misuzuさんの映画レビュー・感想・評価

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愛がきこえる(2025年製作の映画)

3.7

王道の物語で先の展開の予想はつくけれど、実際のろう者が演じていることもありリアリティのある感動作となっている。
とにかく木木役の子役が可愛くて驚くほど演技が上手い。
父の小馬とのバディのような関係も微
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コート・スティーリング(2025年製作の映画)

4.0

ダーレン・アロノフスキー監督とはあまり相性が良くないと思っていたけれど、エンタメ色が強いからかこの作品は楽しめた。
次々とハンクに災難が降りかかりスピード感のある展開で、着地点も捻りがあり予想外で良か
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小説家の映画(2022年製作の映画)

3.7

ホン・サンス監督らしい気まずい会話と何も起こらないのに深い余韻が残る作品。
終盤の劇中劇の場面はなんとなくそれまでと違う雰囲気を感じたけれど、他の方のレビューで監督が私的に撮影した映像だと知った。
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ワーキングマン(2025年製作の映画)

3.7

安定安心のジェイソン・ステイサムのお仕事映画。
敵があまり強くなく中盤の展開にまどろっこしさを感じるものの、お正月にぴったりの景気の良さがあり充分に楽しめた。
ワーキングマンというタイトルでもあるし、
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世界一不運なお針子の人生最悪な1日(2024年製作の映画)

3.7

犯罪を目撃したお針子のバーバラ。
完全犯罪、通報、前進の3つの選択肢それぞれの視点から描くifの物語。
まず発想がおもしろい。
3つの選択肢ともに結末はわかっているものの、退屈することなく物語に引き込
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ピアス 刺心(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2026年映画館初め。
ジーハンには人と違う何か(殺人衝動的なもの)があるのだろうけれど、弟のジージエへの愛情だけは本物だった。
それをジージエに否定されたゆえの破壊衝動だったのだろうしラストは衝撃的
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トレイン・ドリームズ(2025年製作の映画)

4.0

『シンシン SING SING』の監督&脚本家コンビによるNetflixオリジナル映画。
アメリカの市井の人の一生を描いており、派手さはないけれど、こちらも心にじんわりと沁みる感動的な作品だった。
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サムシング・エクストラ! やさしい泥棒のゆかいな逃避行(2024年製作の映画)

3.7

脚本が当て書きということもあるけれど、オーディションで選ばれた個性豊かな11人のキャストが生き生きとしていて本当に魅力的。
ラストがやや唐突で綺麗にまとまり過ぎているように感じたけれど、優しい気持ちに
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ナイトフラワー(2025年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

キャストの熱演もありとても見応えのある作品。
特に多摩恵役の森田望智さんが素晴らしい。
徹底した役作りで完全に多摩恵として生きていた。
内容的には124分の上映時間のうち幸せなシーンが5分ほどしかなく
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ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン(2025年製作の映画)

4.0

前2作より本格ミステリの度合いが増しハウダニットとフーダニットを存分に楽しめる。
アガサ・クリスティへのオマージュを感じるところが好みに合ったけれど、欲を言えばブノワ・ブランの捜査の過程をもう少ししっ
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フランケンシュタイン(2025年製作の映画)

4.0

物語はオリジナルから変更されているけれど、題材やテーマはギレルモ・デル・トロ監督との相性が最高で今年ベスト級の作品。
前半のヴィクターの物語は彼の身勝手さに腹立たしさを覚えながら観ていたけれど、後半の
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ボディビルダー(2023年製作の映画)

4.0

冒頭からずっとしんどい。
筋肉は裏切らないという言葉もあるけれど、この作品に限ってはそうとばかり言い切れないのかも。
主人公のキリアンは子供時代のある出来事の影響か、時に怒りの感情のコントロールができ
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ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅⾏(2025年製作の映画)

3.5

楽しみにしていた作品で映像も撮影も美しく素晴らしかった。
ただ自身を見つめ直す壮大な時間旅行で描かれているのは主に家族との絆なのに、それが決着するところが恋愛というところに少しズレたものを感じてしまっ
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エディントンへようこそ(2025年製作の映画)

4.0

ホラー的な要素はないものの後半になるにつれ不条理さが増していき、今作でもアリ・アスター監督のブレない作風を楽しめた。
舞台はニューメキシコ州の小さな街エディントンだけれど、そこでの出来事は今の世界のあ
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シャドウズ・エッジ(2025年製作の映画)

4.0

サイバー犯罪集団による強奪事件が横行し、それに対抗すべく警察は追跡のエキスパートである元警察官の黄に協力を依頼する。

評価の高さが気になり軽い気持ちで観に行ったけれど、期待以上におもしろかった。
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バーフバリ エピック4K(2025年製作の映画)

4.5

伝説誕生と王の凱旋の2本をひとつにまとめた再編集版。
物足りなさを感じるかと思ったけれど全くの杞憂で、充分にバーフバリの世界を堪能できた。
それでもカットされたあの場面やこの場面が頭に浮かび、とりあえ
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ジェイ・ケリー(2025年製作の映画)

4.0

前半はザ・ムービースターな存在のジェイに感情移入できなかったけれど、イタリアへの道中で彼が自分の人生を振り返る様を見るにつけどんどん物語に没入していった。
特に娘のジェシカとの関係が切ない。
ジェシカ
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WEAPONS/ウェポンズ(2025年製作の映画)

4.0

ホラー耐性が底辺のくせにおもしろいという評判を聞いて鑑賞。
ちょいちょい薄目で観たけれど、ラストのシークエンスには思わず笑ってしまい期待以上に楽しめた。
鑑賞後に公式サイトをはじめ様々な考察を読んだけ
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殺し屋のプロット(2023年製作の映画)

3.7

静謐で手堅いノワール映画。
主人公のノックスは急速に記憶を失う病に冒されており、それゆえ何度もハラハラさせられ最後まで緊張感が途切れない。
ノックスと毎週木曜日を共に過ごすアニーとの会話や関係性も良か
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ペンギン・レッスン(2024年製作の映画)

3.7

予告編からはコメディの印象を受けたけれど、舞台が軍事政権下の1970年代のアルゼンチンということで思った以上にシリアスな作品だった。
それでも英語教師であるトムが勤務する学校で出会った人達の気さくさや
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ペリリュー ー楽園のゲルニカー(2025年製作の映画)

4.2

第2次世界大戦の激戦地のひとつであるペリリュー島。
1万人の日本兵のうち生存者はわずか34人だった。
その事前情報だけでも鑑賞に覚悟が必要と思わせる。
前半はとにかく凄惨な場面が途切れることなく続く。
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平場の月(2025年製作の映画)

4.0

土井裕泰監督ということでリアリティのある作品を期待して鑑賞。
結果、期待以上の良作だった。
良いことも悪いことも一通り経験し、人生の終わりが少し見えてきた年代の青砥と須藤。
大人の2人の関係を表すのに
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落下の王国 4Kデジタルリマスター(2006年製作の映画)

4.0

評価が高く以前から気になっていた作品。
今回の4K版上映でようやく観ることができた。
衣装と映像の美しさは文句のつけようがなく、美術館でアート作品を観る感覚に近い。
物語の部分は特に終盤でロイがアレク
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ストロー: 絶望の淵で(2025年製作の映画)

3.7

2025年も終わりが近づいてきたので、リストに入れていた今年の配信作品を少しずつ視聴。
評価が高めなので期待して観たけれど、社会派ドラマとしてもスリラーとしても秀逸だった。
ラストに明かされるある事実
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TOKYOタクシー(2025年製作の映画)

3.7

フランス映画『パリタクシー』のリメイク。
大筋はオリジナルと同じだけれど、山田洋次監督の持ち味の人情話の雰囲気もあり「日本映画らしい良さ」も感じられる作品。
倍賞千恵子さん演じるすみれは茶目っ気があり
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港のひかり(2025年製作の映画)

4.0

藤井道人監督らしい手堅い人間ドラマ。
ラストまで予想のつく展開ではあるものの、おじさんと幸太の静かで温かな交流が心に沁み素直に感動できた。
作品の古き良き昭和の雰囲気と35mmフィルムで撮影された映像
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スプリングスティーン 孤独のハイウェイ(2025年製作の映画)

4.0

Born in the USA前夜の若き日のブルース・スプリングスティーンを描いているけれど、音楽映画というより人間ドラマに重きを置いている。
ボスについては代表曲を知る程度だけれど、心が震えるような
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KILL 超覚醒(2024年製作の映画)

3.7

超覚醒するまでに上映開始から1時間、また列車内という限定された空間なのでアクションのバリエーションも多くなく物語もやや単調に感じるところもあった。
それでもメロドラマ的な要素が上手くハマりラストは余韻
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プレデター:バッドランド(2025年製作の映画)

3.7

アクションもしっかりあり映画としてはおもしろい。
ただ配給がディズニーになったことで、今までのシリーズ作品と比べてかなりマイルドになり若干の物足りなさを感じてしまった。
やはりプレデターには人間を容赦
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旅と日々(2025年製作の映画)

4.0

行き詰まりを感じた脚本家が言葉を忘れるための旅に出る。
大きな事件も素敵な人との出会いもない、そのゆるりとした空気感に心地良さを感じる映画。李は韓国出身で日本で暮らしているけれど、言葉にも文化の違いに
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劇場版 呪術廻戦「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」(2025年製作の映画)

4.0

死滅回游を先行上映で観たくて鑑賞。
原作はあえて読み返しせず程良く内容を忘れていたのでものすごく楽しめた。
来年放送のテレビアニメS3への期待も高まる。

108 / 2025年

遥か東の中心で(2025年製作の映画)

3.5

東京国際映画祭にて鑑賞。
映画撮影の現場で起こる小さな諍いや人間関係を通してイラン社会を風刺したドラマ作品。
全体的にはシリアスだけれど、並行して描かれるコメディタッチのエピソードが本筋と上手く噛み合
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愚か者の身分(2025年製作の映画)

4.0

フィクション映画としてはとてもおもしろい。
時間軸を少しずつずらし3人の視点で描くなど見せ方も良かった。
ただリアリティに満ちていると感じさせる映画のため、タクヤやマモルのような境遇にいる若者達が少な
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爆弾(2025年製作の映画)

3.7

演技派のキャストが揃い、物語の展開の上手さと途切れない緊迫感で期待以上におもしろく観られた。
スピード感は概ね良い方に働いていたけれど、タゴちゃんの出すヒントもどんどん解明されるのでミステリ好きとして
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カラメロ(2025年製作の映画)

3.7

目新しい物語ではないし展開も早くてひとつひとつのエピソードの掘り下げが弱いけれど、それでも最後はしっかり感動できた。
前向きな気持ちにさせてくれる良作。
作品の明るいトーンだけでなく、とにかくやんちゃ
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Mr.ノーバディ2(2025年製作の映画)

3.7

「マンセル家の夏休み」というサブタイトルが付きそうなファミリーアクションコメディ。
観客が作品に期待するものを過不足なくしっかり盛り込んでいて楽しめた。
人間はもれなく痛い目に遭うけれど、犬もオオカミ
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