misuzuさんの映画レビュー・感想・評価

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相撲道~サムライを継ぐ者たち~(2020年製作の映画)

3.5

ちょうど開催中の九州場所では2大関による優勝争いの行方が注目され、大いに盛り上がりを見せている。
その中でこちらのドキュメンタリーを鑑賞。
相撲ファンだけでなく、ドラマ『サンクチュアリ 聖域』などで相
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.2

ケリー・ライカート監督が紡ぎ出す静謐はやはり好みだと思った。
セリフも少なくシンプルな物語だけれど、伝わるものがとても多い。
いつの間にか大人になってしまった私には痛いところを突かれるところも多いけれ
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

おもしろい映画のお手本のような映画。
前作を踏襲しながらもスケール感が増し冒頭から物語の世界に引き込まれた。
ポール・メスカルの熱演とそれに応えるデンゼル・ワシントンの存在感も素晴らしく、ただただ最高
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.7

1930年代にソ連がウクライナに対して行ったホロドモールを描いた事実をもとにした映画。
前半はフィクション的な要素もあるように感じたけれど、後半はアグニシュカ・ホランド監督らしく起こった出来事をドキュ
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

評価の高さで気になり鑑賞。
アニメーションだけれど、大人の心に刺さる素晴らしい作品だった。
最近の映画やドラマは何もかもセリフ(言葉)に頼りすぎて説明過多と感じるものが多い。
この映画はそれらとは逆に
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動物界(2023年製作の映画)

4.0

人間が動物に変異する奇病が蔓延する近未来。
その設定だけ聞くとSFやホラーのような印象を受けるけれど、最後まで観てみると愛をテーマにした深い人間ドラマだと感じた。
動物化する人達は多様性や、フランス映
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.7

一足早くクリスマス気分に浸れる映画。
ファミリー向けの優しい作品だけれど、思いがけずルーシー・リューの華麗なアクションが観られたのが嬉しい。
プレゼント配りは重労働なのでサンタが筋トレをしている設定も
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.7

白石監督の映画は好きでいつも観ており今作も楽しめた。
ただせっかく個性的な登場人物が揃っているのに人物描写が薄く、共感が生まれにくいところは残念。
最後のアクションは迫力がありとても良かったけれど、そ
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カッティ 刃物と水道管(2014年製作の映画)

3.7

あらゆる要素が盛り込まれたザ・インド映画でありながら、都会と農村の格差など社会問題にも深く切り込んだドラマ作品。
10年前の映画なので描写に時代を感じたりツッコミどころも多々あるけれど、163分の長尺
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.5

娯楽映画としては充分楽しめたけれど、長年観てきたシリーズの最終作としてはあっさりしすぎていてやや物足りなさを感じた。
この場面、この登場人物は必要?と感じる部分も多々あり、それならもっとエディとヴェノ
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トラップ(2024年製作の映画)

3.7

粗さはあるけれど手堅いサスペンス映画として楽しめた。
ただシャマラン監督らしさという意味でのインパクトにはやや欠けるかも。
主演のジョシュ・ハートネットの演技が最高。
良き夫、良き父親でありながら目元
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ランボー 4Kレストア版(1982年製作の映画)

4.0

日本最終上映なので、このタイミングで初めて映画館で観ることができて良かった。
戦争の悲惨さや人間の深い哀しみが描かれており、やはりジルベスター・スタローンの作品は単なるアクションに留まっていない。
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

4.0

ソ連崩壊後の1992年まで30年にも渡り隠蔽されていた、ノボチェルカッスクで実際に起きた虐殺事件をもとにした映画。
コンサルタントとして協力したのが事件の捜査を担当した1992年当時の検事補佐官であり
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.2

高評価で気になっていた作品をやっと観ることができた。
高坂さんの現代社会への馴染み方の早さだったり本来なら不自然に感じるようなことも、話の無駄のなさやテンポの良さで全く気にならず最後まで楽しめた。
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.5

ストーリー自体は決して悪くないのに映画としては本当につまらなかった。
音楽をメインとした映画であれば鑑賞後にサントラをチェックすることも珍しくないけれど、ミュージカルにも関わらずこの映画についてはそれ
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ウィル&ハーパー(2024年製作の映画)

3.7

長年の親友同士のゆるっとしたロードムービーとして楽しめるけれど、トランス女性の置かれている厳しい現実についても考えさせられた。
大人同士でも笑顔も涙も見せられるウィルとハーパーの友情がとても素敵だった
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2度目のはなればなれ(2023年製作の映画)

4.0

実話を元にした作品。
おしどり夫婦のバーニーとレネが人生においてたった2度はなればなれとなる。
そのどちらも突き詰めれば戦争が原因ということに胸が詰まった。

104 / 2024年

チャチャ(2024年製作の映画)

3.7

酒井麻衣監督が脚本も手がけたオリジナル作品。
ポップな恋愛ものと思っていたら後半は予想外の展開に。
ジャンルレスながらテーマにブレがなく一貫しているので、違和感を覚えることなく最後まで物語に引き込まれ
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野いちご(1957年製作の映画)

4.0

wikipediaによると原題の『Smultronstället』はスウェーデン語で「野いちごのある場所」の意味だけれど、同時に「一人になって静けさの中で幸せを感じられる秘密の場所」の意味もあるそう。>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.2

続編公開に向けてリバイバル上映にて鑑賞。
映像、物語ともに壮大なスケールで映画館の大画面で観るのにふさわしい映画。
ラッセル・クロウの高い演技力にも圧倒された。

102 / 2024年

イントロダクション(2020年製作の映画)

3.7

言語化するのが難しいホン・サンス監督の作品。
今作も「上手く言えないけれど観て良かった」という映画だった。
ミニシアターで上映されるヨーロッパの映画のような雰囲気が好き。

花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)

4.2

ベールで顔が隠されていたため満員電車の中で取り違えられた2人の花嫁。
彼女達は無事に夫の待つ家に帰ることができるのか…。
インドの女性達の扱われ方の酷さに怒りを覚える場面もありつつ、それでもあらゆる生
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.7

アメリカで勃発した内戦をジャーナリストの視点から描いた作品。
分断した今のアメリカが反映され、ifの設定が揺らぎリアリティに満ちている。
それでも監督がイギリス人であるアレックス・ガーランドだからか、
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.0

今の現実社会と地続きになっているありえそうな近い未来が描かれていて、明るさだけではない一点の曇りを滲ませたようなラストにリアリティを感じた。
変われない自分と変わっていく友人達という王道さは青春映画と
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

前半と後半で全く別の映画のようであり、現実と非現実をずっと行ったり来たりしているような印象が残った。
吉井は無個性でただの記号のように見える人物で、菅田将暉くんの演技がハマっていた。

098 / 2
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リトル・ダンサー デジタルリマスター版(2000年製作の映画)

5.0

観るたびに好きになるベストムービーの1本。
デジタルリマスター版の上映で映画館で観られたことが嬉しい。
初見から自分が年齢を重ねるごとに、お父さんとお兄ちゃんのビリーへの愛情がさらに胸にグッとくるよう
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.7

深夜の生放送のトーク番組で起きた怪奇現象を描いたホラー。
テレビの予定調和の嘘と予測できない怪異が同時進行で起こり、ファウンドフッテージスタイルの作品なので番組の一視聴者の気分で楽しめるところが良かっ
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クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

シリアルキラーの謎を追う物語だけれど、サスペンスというより人間ドラマの要素が強い作品。
「本当に撃つ気がないなら人に銃を向けるな」と教えてきた父から銃口を向けられ、実際に引き金を引かれたタイラー。
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモス監督お得意の支配する者とされる者の物語。
とりあえずエマ・ストーンにあんな変なダンスを踊らせることができるのは、この監督しかいないだろう。
喜劇とホラーが入り混じったような印象だ
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西湖畔(せいこはん)に生きる(2023年製作の映画)

3.7

茶畑で慎ましく働くタイホアは雇い主のチェンと懇意になったことで、チェンの母親からクビを言い渡される。
ともにクビになった同僚に誘われ足裏シートの販売の仕事を始めるが、それはマルチ商法の会社だった。
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マルホランド・ドライブ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観たことがなかったので、1週間限定のリバイバル上映に合わせて鑑賞。
内容も程良く忘れていたのであれこれ考察しながら楽しめた。
違和感から何度も引っ掛かりを覚えつつ、デヴィッド・リンチ監督らしい
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トランスフォーマー/ONE(2024年製作の映画)

3.7

トランスフォーマーは観ていない作品がいくつかあるけれど、シリーズの始まりを描く物語ということで問題なく楽しめた。
吹替版での鑑賞だったので観客に子供も多かったけれど、声を出して笑う場面もあるなど年齢問
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

3.7

『ラストマイル』に続きこちらの作品も中村倫也くん目当てで鑑賞。
私好みのサスペンス映画で作品そのものも楽しみだったけれど、観てみればジャンル分け不能の驚きの多い快作。
余すところのない綺麗な伏線回収に
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本日公休(2023年製作の映画)

3.7

どこか懐かしい気持ちになる心温まる良作。
変わらない毎日が続くけれど、時間の流れがそれを永遠にしてくれない。
変化や別れがあるからこそ、側にいる人達を想う大切さに気づかせてくれる。
時に小さな事件が起
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.5

三谷幸喜監督らしさを感じる、まるで舞台を観ているような作品。
クセの強すぎる登場人物達を豪華キャストが演じており、クスッと笑ってしまう場面がいくつもあった。
長澤まさみさんの演じ分け、表現力、コメディ
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