ラブカ

十二人の怒れる男のラブカのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.5
12人の男が蒸し暑い部屋で90分間会話するのを見せつけられる。それだけなのにとんでもなく面白い。この映画が自分の初めての全編白黒映画でした。

裁判の様子がわかるのが本当に最初の5分くらいであとはずっと一つの部屋での話が続く。事件について全くわからない状態のまま、会話だけで事件の容貌がどんどん分かっていく構成が最高。

初めは早く審議を終わらせようとしていたが12人それぞれが自分の正義を信じて公正な判断を下そうと心情に変化が生じていくのが面白い。

本当に面白い映画には大量のお金も超有名な俳優も超綺麗な映像も必要ない。ただ上手くできた脚本と演技の上手い俳優がいればそれだけでいいんだね。
ラブカ

ラブカ