あら…やらしい…
音楽がブラームスということも後押しして、上品で美しい不倫作品だった。夜中、自然の中での二人の逢瀬。明暗のバランスが絶妙で幻想的。そしてエロチック。ジャンヌの着替えるときに服を放り投げる仕草が美しかったし、ガラスのコップのぶつかる音がエロい。表現が巧みや〜。
話自体はそこまで面白くないというか、言ってしまえば不倫に興味がないけれど、ラスト、行き切ってしまうところがアンモラルで、そこがヌーヴェルヴァーグっぽいな、なんて思ってしまった。当時のフランスで不倫劇は一般的やったんかな?当時の観客がどう受け止めたのか気になる。