ジョン

恋人たちのジョンのレビュー・感想・評価

恋人たち(1958年製作の映画)
4.0
あら…やらしい…

音楽がブラームスということも後押しして、上品で美しい不倫作品だった。夜中、自然の中での二人の逢瀬。明暗のバランスが絶妙で幻想的。そしてエロチック。ジャンヌの着替えるときに服を放り投げる仕草が美しかったし、ガラスのコップのぶつかる音がエロい。表現が巧みや〜。

話自体はそこまで面白くないというか、言ってしまえば不倫に興味がないけれど、ラスト、行き切ってしまうところがアンモラルで、そこがヌーヴェルヴァーグっぽいな、なんて思ってしまった。当時のフランスで不倫劇は一般的やったんかな?当時の観客がどう受け止めたのか気になる。
ジョン

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