ジョンさんの映画レビュー・感想・評価

ジョン

ジョン

砂の女(1964年製作の映画)

4.7

前々から気になっていた勅使河原宏監督のカンヌ映画祭グランプリ受賞作。原作を書いた安部公房が脚本で参加。

昆虫採集に砂漠へやって来た男が穴の底に閉じ込められる奇妙な物語。

これはすここここ、超好みの
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元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.5

あんまり面白くはないけど、92分なのでサクッと観れる。『ゲット・アウト』で主人公の彼女だったアリソン・ウィリアムズが主演というのが鑑賞の決め手で、やはりこの人は好き。
機体の外に出ないといけない展開も
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

-

短編を映画館で観るという貴重な体験。料金は800円。しかも、直前に観た『パラレル・マザーズ』と同じくアルモドバルが監督。

一人の女性と一匹の犬が元恋人/主人を家で待つ、しかし帰ってこない、という話。
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パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.5

『ザ・メニュー』は期待値10で結果7くらいやったけど、こちらは期待値7の結果10でした。めっちゃ良かった。傑作。

同じ日に出産日を迎えた二人のシングルマザーの子供が、経過観察時に取り違えられたことに
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

スリリングでかなり面白かったけど、どこかモヤモヤが残るかな。うーん、モヤモヤなので上手くまとまっていないけど、ちょっと書いてみる。

この映画は美食家気取りで大きな態度を取る嫌な奴らへのカウンターであ
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サクリファイス(1986年製作の映画)

-

タルコフスキー監督の遺作。核戦争の勃発により世界が終末へと向かう中、言葉を発することのできない息子を持つアレクサンドルは神と対峙する。

「哲学的」「芸術的」「高尚」でお馴染みのタルコフスキー監督作品
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.3

面白かった!久しぶりのトリアー作品やったけど、キャリアハイと言ってもいいレベル。

巨大な空間に建物のセットとそれらを区画する白線。まるで演劇。この超簡易的で村の縮図のような場所ドッグヴィルが舞台。
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アムステルダム(2022年製作の映画)

4.2

このキャストの豪華さで映画館に観に行かない訳はないけど、"あの"クリス・ロックが出てるのと、評価が思った程高くないのとであまり期待せずに鑑賞。

まず、賛否で言うと賛。好きなタイプの映画ではあった。で
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愛のように感じた(2013年製作の映画)

4.0

『17歳の瞳に映る世界』のエリザ・ヒットマン監督作品。14歳の少女ライラの一夏。

外国にこういうタイプの映画多いの、やっぱりカルチャーショックというか、うん、日本にはこういうのを生生しく映画にする
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.2

今年のカンヌでグランプリを受賞したクレール・ドニ監督が描くSF作品。ロバート・パティンソン×ミア・ゴスの組み合わせに期待して観たけど、正直よくわからんかったな…。

前半はパティンソンの(ほぼ)一人芝
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.5

かれこれ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品8本目。『灼熱の魂』と並んで高評価なのも納得の重厚な傑作サスペンス。

サスペンスとして普通に面白く、適度に胸糞で、宗教色の強さなどから考えさせられる部分も多い。
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バトル・ロワイアル 特別篇(2001年製作の映画)

3.8

伝説の日本映画。クラスメイトで殺し合いの設定は、特に漫画の領域での影響力が大きい気がする。この手の作品は幾つも通ってきてるから正直新鮮味みたいなのは感じなかったけど、高校のクラスメイトと殺し合いする夢>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.9

遂に観ました、ワイスピシリーズ第一弾!良くも悪くも想像通りのカーアクションやったけど、普通に面白いから楽しめた。最後の度胸試し勝負みたいなのとか、頭悪すぎて笑っちゃった。ミシェル・ロドリゲスはこの頃か>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ポランスキー作品は『水の中のナイフ』『反撥』と最近連続で観ていて、次にTSUTAYAでレンタルしてきたのがこれ。怖くて気持ち悪い。精神的に追い詰められる演出が上手いし、それを演技で体現するミア・ファロ>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

3.9

おバカゾンビ映画の元祖らしい。最高にエキサイティングで、良い意味で何も残らない。ただ、地下室のヘドロみたいな奴のビジュアルと動きが強烈で、バットでぶん殴るところも含めて鮮明に覚えている。あと裸で踊る赤>>続きを読む

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

3.7

最新ジーンズ発売前夜、準備に追われる従業員たちを殺人ジーンズが襲う!!

すごく気になっていたB級作品で、ジーンズが歩いたり踊ったり、時に顔のように見えたり、面白いなと思う部分はありつつ、もう少しおバ
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.5

2年ぶり2回目の鑑賞。

パン屋の息子オリ・マキはボクシングの国際大会を目前に控えており、国民や支援者からの期待も大きい。そんな重要な一戦を前に、オリ・マキは友人のライヤに恋してしまう。

ここまで盛
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

4.3

"ー家出をした女性の物語、のようだ。"

たった一行のあらすじに惹かれて観賞。家を出た主人公サイドと取り残された家族サイドの両側を、時系列をバラバラにしながら描くから難解でやや混乱したけど、面白かった
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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.9

変な映画やのお、というのが第一印象。2015年のとあるツイートを題材にしてるから効果音にピヨってあのツイート音が入るし、内容とか表現がキツめやのにハープみたいな綺麗な劇伴やし。あとおっちゃんの無修正ポ>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

結構評価が高くて、満を持しての鑑賞やったけど、うーーーん………。お粗末な部分が多くてモヤモヤする。

まず良かった点として役者の演技が挙げられる。主演の尾野真千子は憑依と言っていいほどの魂の演技で、一
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

〜その道の先に待っているのは、ハリウッドの夢か絶望か〜

再レビュー。多分4回目の観賞。

この映画はこれまで千本以上観てきた中で5本の指に入るぐらい好きな作品。最も衝撃を受けた映画やし、ここまで映画
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.1

新学期が始まり、怠惰な生活も終わりということで、今まさに「退屈な日々にさようならを」状態である。。。しかしこんな大学生の戯言とは違って、作品は結構シリアスな感じやった。

前半は映画監督志望のダメ人間
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ゲーム原作の台湾映画。ジャンルは括りにくい。ホラーでもありミステリーでもある。社会派でもあり青春ラブストーリーでもある。個人的にはもう少しどれかのジャンルへの比重重めにしてほしかったけど、どれもが緻密>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

4.0

ジェームズ・ワンが監督してないというので少し不安はあったけどまあまあ面白かった。でも三作の中ではやはり一番影が薄い感じが個人的にはした。

もの壊しまくるパトリック・ウィルソンに笑っちゃった。パトリッ
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.2

『死霊館』第二弾。なんかこのシリーズは死霊館ユニバースとしてスピンオフも合わせたら結構本数あるみたいなので、このメインの方だけ観る。

今回も面白かった~。怖いけど次にどういう仕掛けがくるのかワクワク
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死霊館(2013年製作の映画)

4.0

最近『X』や『NOPE』を観て、ホラー映画が苦手だということに気づいたので、その克服プロジェクトの第一弾として死霊館シリーズに挑戦!!

娘の夢遊などの怪奇現象に悩まされる一家が、怪奇現象を調査してい
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反撥(1964年製作の映画)

4.2

過去の名だたるサイコスリラーに影響を与えてきた作品。

男性への恐怖心から、精神が破綻していく少女。ひび割れる壁や壁から出てくる手などの大胆な演出から、目の接写や鏡を使った演出に至るまで、主人公が精神
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激怒(2022年製作の映画)

4.1

アメリカから久しぶりに帰国した暴力刑事・深間。彼が住んでいた街は、自警団が正義を振りかざし支配する"安心安全"の街になっていた。しかしその正義の裏には恐ろしい事実が隠されていた…。

高橋ヨシキ監督の
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.2

IMAX3Dでの鑑賞。13年前の作品なのに映像が圧巻。画面が綺麗すぎて何がどうなってんねん状態で。映画を作る人は凄いなと改めて感じた。

ストーリーや「自然破壊はいかん!」的なメッセージはやや古いと思
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.4

そああ、好き。思ってたより好き。ドタバタアクション自体は嫌いじゃないけど、予告のテンションを見て、これついていけるかな…?と思っていて。でもめっちゃ面白かった。この映画のことを悪く言うやつぶん殴りたい>>続きを読む

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.1

倦怠期夫婦と同行するヒッチハイク青年の、水上での三角関係。

ポランスキーの長編デビュー作。究極に開放感のある密室空間での、二人の男の醜い争い。夫は威張り、青年は反抗する。まるで親子のように。嫉妬し合
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.9

自分そっくりの父親の死の謎に迫る物語。

過去と現在が交錯していくサスペンスで、話それ自体もインタレスティングやったけど、それ以上に画の力が強い!!色味、陰影、構図、どれをとっても魅力的。ただ口論する
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

ベルセバが好きなので堪らんかった〜〜〜!!音楽がほんと良い!!心踊る、楽しくてキュートな音楽が素敵なストーリーを盛り上げる。

キャシー役の人、見覚えあるなと思ったら『チャーリー・セズ』の女の子かあ〜
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

可もなく不可もなくかな...。アクションも復讐に燃えるキアヌもカッコいいし、前提としてちゃんと面白いんやけど、期待していた程のものは得られなかった。なんか、カッコいいだけじゃ物足りんねんなあ。これなら>>続きを読む

マスク(1994年製作の映画)

4.1

久しぶりに観たー!!!

小さい頃、この映画を観た後に夢を見て、それは、おばあちゃんの家に行くと、おばあちゃんもおじいちゃんも、そこに住むいとこも皆マスクみたいに緑色の顔をしていて、怖くなって逃げよう
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.1

きついな、、、でも凄いな、、、こんな作品を作るなんて。貧困をこういう強烈な形で描くのは前代未聞というか、もしかしたらあるのかもしれないけど自分は初めて観たし、強烈な不快感と余韻と衝撃を感じた。

貧困
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