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蛇にピアスのvivoのレビュー・感想・評価

蛇にピアス(2008年製作の映画)
4.0
理由なき虚無感の中で、痛みだけが確かな実感を与えてくれる。そんな世界を、自分の中には違う形で存在する公約数的な感覚を探りながら体験する時間だった。主人公の感覚に説得力を与える吉高由里子の退廃的な空気感がすごい。高良健吾とARATAもそれぞれに繊細で危うい雰囲気を纏っていて、三人の人間の忘れがたい姿を堪能できる映画だった。
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