割とずっと観たかったけど見ていなかった作品。芥川賞の作品は本を読んでも吐き気がするような気持ち悪い作品ばっかりで今回も実際そんな作品だった。ただそれはいわゆる”普通”なものしか認めないという姿勢が勝手に出来上がっていてそれ以外を開くと決めつけているだけかもしれない。痛みでしか感覚を感じないのに孤独の痛みには耐えられない矛盾を抱えたルイと優しいのに暴力に走ると止められないアマに結構クレイジーなシバさんという3人しか主に出てこないのにこんなに重厚な物語になるのはすごいなと感じた。あと度々感じる酒とタバコはこういった映画にはマストのようにあるが普通に見て不思議なようにも感じた。