さすらいの旅人

ラムの大通りのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

ラムの大通り(1971年製作の映画)
3.5
禁酒法時代、映画館で偶然見たハリウッド女優に恋をした密輸船の船長の物語。CS/ザ・シネマ録画鑑賞。
監督はカルト的人気を誇るフランス映画「冒険者たち」のロベール・アンリコ。主演はリノ・ヴァンチュラとブリジット・バルドー。
本作は最初密輸船の犯罪映画として進むが、突然途中から夢のような恋物語に変わる。この予想もしないシナリオ展開はさすがである。
ブリジット・バルドーが妖艶で歌の上手い映画女優で登場。それを追う中年船長は呆れるというより可愛いと言える。
本作は戦闘アクションや酒場での乱闘場面など見せ場は多い。しかし、本作の感動シーンはラストの映画館だ。これは現実、それとも夢だったのか…。